バナナのカリウムで血糖値を下げる
バナナでインスリンの効率を高め、インスリンの働きを活性化する。
季節を問わず、日本中どこでも比較的安く手に入れることができるバナナは、私達の生活に欠かせない果物です。
栄養効果にすぐれ、食物繊維やビタミン、ミネラルをたっぷり含んでいます。
なかでも、カリウムには血糖値を下げる作用があり、糖尿病の予防と改善に効果があります。
血糖値を下げる実験
健康な40人にバナナ食べてもらい、食前食後の体内の変化を調査する実験を行いました。
すると、食後3時間で食前に比べて血糖値が下がり、バナナ1本を食べたときより3本食べたときの方が降下する数値が大きいことから、バナナには血糖降下作用があることがわかりました。
また、バナナを食べたときのインスリン分泌量を調べた結果、1本より3本食べたときの方が、インスリン分泌量が少ないことがわかりました。
つまり、バナナにはインスリンの働きを活性化させる力があり、少ない分泌量で効率よく働くように作用することが証明されたのです。
バナナは、高地で栽培されたものを食べましょう
。高地では、バナナの育成期間が通常より5~8ヶ月ほど長くなります。そのために栄養成分が豊富で、糖度も高くなります。
血糖値を下げるには、バナナを1日に1本食べれば十分です。
甘く口当たりがいいので、たくさん食べすぎてカロリーオーバーになって逆効果なので注意が必要です。
バナナには、コレステロールの酸化を防ぐ効果も認められています。
心筋梗塞や脳卒中の予防にもおすすめです。