体液が弱酸性の時に人間の体は活発にはたらく

黒酢ニンニク

人間の体は、体液中の水素イオン濃度「PH(ペーパー)」をはかり、その数値によって、アルカリ性体質と酸性体質に分けることができます。

本来、人体はアルカリ性ですが、体液のPHがアルカリ性のなかで酸性寄りか、アルカリ性寄りかによって酸性になった、アルカリ性になったというのです。
酸性になるのは、運動や活動をして消費されたエネルギーの燃えカスが疲労物質となって細胞液や血液に流れこんだり、病気によって体液の成分のバランスがくずれたときに起こります。

最近、注目されているのが細胞間質液のPHです。
細胞間質液とは、細胞と細胞の間を満たしている液体のことで、血液の3倍もの量があります。  
動脈を流れる血液によって運ばれてきた酸素や栄養成分は、毛細血管に入り、その壁からしみ出て細胞間質液に流れ込んで、細胞壁から細胞の内部に取り込まれます。

黒酢は酸性になった体をアルカリ性にする

人間の体には、PHを一定に保つ機能が備わっています。
しかし、PHがわずかでも酸性に傾くと、冷え性や肩こり、肥満などさまざまな障害があらわれてきます。

ある実験で、ガン細胞の周囲の細胞間質液を測定したところ、PH7.2の酸性の結果が出たそうです。
このように、酸性に傾いた細胞間質液を、中性に戻すことができるのが、強力アルカリ性食品の黒酢です。

黒酢は、米や大麦だけを原料に、つぼの中でじっくりと1年以上発酵させて熟成し、作られたお酢です。
アミノ酸やミネラルを豊富に含み、血中総コレステロール値や中性脂肪値、遊離脂肪酸値(血中の脂肪酸)などの低下に大きな効果があります。

一方、細胞内で消費された酸素や栄養成分は、二酸化炭素や老廃物に変わり、細胞壁から細胞間質液にしみ出て再び毛細血管に入ると静脈を通って腎臓に送られ、尿と一緒に体外に排出されます。
一部は、汗となって皮膚から蒸発していきます。
このように細胞間質液は、人間が生命活動を営むときの細胞のエネルギー代謝を担っているのです。
細胞間質液のPHは7.4から6.8の間を揺れ動いています。

「黒酢ニンニク]は、糖尿病を予防、改善する

この黒酢に、同じく優れたアルカリ性食品であるニンニクを合わせたのが黒酢ニンニクです。 
ニンニクには、ビタミンB1とインスリン様物質を豊富に含んでいます。
このため、特に2型糖尿病の改善に効果があります。作り方も簡単で、洗ったニンニクを黒酢に一ヶ月間漬け込むだけです。

これを1日に黒酢20ml、ニンニク2~3片を夕食後に食べるだけで、酸性体質を改善し、糖尿病の予防・治療に役立ってくれます。


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