山 燻 研 会
活動状況と燻製作成の状況
(令和2年1月)
俺の燻製の歴史 燻製を作り始めたのは、1985年発刊の「SMOKE COOKING 燻製の本」を購入したときからである。 ㈱CBS・ソニー出版 定価1500円これがバイブルとなった。 1985年当時、我が家は赤貧であったが、低高級安価な社宅の最上階の4階で生活していた。 そこで煙は上空に上がることを知った俺は燻製をベランダで作ろう。と、単純に考えた。 自作の燻製箱をベランダで使用していたとき、遊園地で遊んでいた近所の悪ガキ達が私の燻煙を見て、「煙が出ている火事では・・・」と、騒ぎ立てた。 じ後、扇風機を使用し煙の拡散に努め、消防・警察当局の要注意人物から、地下組織へと潜伏し模範かつ優秀市民へと変貌した。
その当時は、卵、鶏肉等2~3品程度であったと思う。 スモークウッド(小林富士雄氏発案)という、画期的な燻煙材が既にあり、それを使用していた。 スモークウッド、チップをどこで入手したのか不明であるが、前述の「燻製の本」の133ページに進誠産業㈱の所にマーカーが付いているので、進誠産業社から入手していたのだろう。 進誠産業㈱は1976年にはスモークウッドの販売をしていた。 1980年代後半に社宅を出たが、マンションでは社宅以上に作成が困難となり、近くの公園、キャンプ場、河川敷等で細々と作成していた。 1995年に東急ハンズ広島店が出店してからは、ウッドやチップはハンズで入手した。 また、最近では近くのDCMダイキやナフコ・ツーワンスタイルで入手することもある。 2010年代になると勤務環境ががらりと変わり、勤務場所で作成可能(?)となった。 今は退職したので明かせるが、色々と面白い勤務をしたがここでは明らかにすることができない。 俺は酒を飲んでいるときは、饒舌になる性格であり何でも話すぞ。 今の住居などの関係上、燻製の作成場所の関係で組み立て式の燻製箱でないと器具の保管・移動や作成ができない。 出雲山岳会ザイル祭り 2017年に昔の山仲間が集まり、出雲の山中でザイル祭りを開催した。 その時の燻製箱は3代目で、安定した場所では快適な作成箱であったが、極悪環境下での欠点も見つかった。 その時の献立のメーンは、燻製とおでんだったが、会が始まる前には出来上がった俺(キッチンドリンカー状態)は、燻製は予定の半分位で、じ後はどうなったのか・・・記憶にない。 その時、燻製箱3代目の決定的な欠点が判明した。 ザイル祭りから帰宅した俺は、ネットで検索し楽天市場の「ユニフレームフォールデングスモーカーFS-400」を2017年11月に購入した。これは250㎜✕260㎜✕400㎜で、スタンド使用時は高さが500㎜となる。 そして第4代目の作成。本体は5.5㎜ベニヤで250㎜金網を3枚。 これは冷燻箱だが、温度が上がりすぎる。そこで改善し、本体の下に燻煙室を増築したが・・・。 第5代目は内部の棚(270㎜金網)を4段と増やし、温度の低下も大幅にできた。 医療費が2割負担となり、俺はフリーター状態から完全ニートになった。 労働意欲も完璧に減衰し、大日本国の扶養者になり細々と生活するようになった。 左 : 第5号燻製箱(冷燻箱) 右 : FS-400燻製器 卵 鳥もも肉 ベーコン タコ 帆立 「山燻研会」の発足 前述の環境下ではあるが、燻製の仲間を募集し多くの賛同者を得ることになった。 そこで、「燻製研究会」を発足し、正式名称を「山燻研会」として、大日本国、極東地区、アジア、ユーラシア大陸と拡大して行くことになった。 現在の「山燻研会」は、俺と妻の地球的規模の大きな組織となった。 宇宙への進出は西暦2040年以降になるであろう。 会長兼奴隷 : 俺。 副会長、監査役、書記・会計主任等は妻。 つまり、妻に全権を握られている巨大な会と発展した。 そこで、新たな燻製箱が求められ、会の総力を挙げて第6代燻製箱を作成に突き進んだ。 第6代燻製箱の作成 日本産業規格(JIS)、日本農林規格 (JAS)に合致すべく研究・努力した。 1920年1月10日に発足した国際連盟のお墨付きが得られなかったばかりか、1945年設立の国際連合(United Nations)に、正式に却下された。 第6代目燻製箱の作成に着手し、2019年12月に製図し2020年1月に完成した。 しかし、2019年12月14日に作成した燻製が冷蔵庫内にあるため、まだ稼働していない。 第5代目を改善する必要性から作成した、6代目の概要は、箱の高さ910㎜、幅330㎜で、300㎜の金網の7段となり、5代目とは2倍以上の能力がある。 燻煙発生箱は5代目と共通としたが、一度に5代目と6代目の併用は不可能である。 熱燻、温燻は「ユニフレームFS-400」で、冷燻は6代目を使用する予定である。 完成した燻製:ミックスナッツ、鮭、鳥のもも肉、タコ、帆立、ベーコン。 機器は真空保存フードシーラー 燻製の作成状況 10月~6月の間に10回程作成している。 作成日は天気予報を参考にしている。 広島は天候は比較的に安定しているので、数日前から準備に入ることができる。 天気図が冬型の気圧配置になると、瀬戸内は寒いが晴天になる。 北西の風を遮る地形。山や生垣などを考えて実施場所を変えていく。 その際南側が開けた場所は、太陽の恩恵を期待できる。 7月から9月までは、屋外での作成は苦行で、魚肉の品質管理が非常に難しいため休業期間である。 魚等は電磁調理器、冷蔵庫、扇風機などを活用している。 蒸し蛸・帆立等は一応熱処理がされているので、1時間弱の熱燻し、じ後冷燻にしている。 完成した燻製は、真空保存フードシーラーを使用し保存している。 会の普及活動の状況 2019年4月と12月に島根県内にて燻製普及活動を実施した。 しかし、「山燻研会」への入会は無視された。 数十年間の俺の言動から、「信頼」の二文字が結びつかなかったのだろう。 そんな友人達に燻製品を強制的に配布している。 その際、「俺の作成した燻製品質証明書」を添付している。 山仲間たちは、「消費者相談センター」から「悪質食品生産団体」と、全国指名手配されることを期待している。 これまでに作成した品 ゆでたまご、鮭、ホタテ、ベーコン、鶏肉(胸肉、手羽先、手羽元、ささみ) 蛸、沢庵、サバ、チーズ(雪印6P、QBB、カマンベールチーズ) 鯖みりん等、竹輪、蒲鉾、ソーセージ、イカ、ホッケ、笹蒲鉾、豆腐、こんにゃく 猪肉、鹿肉、エビ等、ナッツ類(クルミ、ナッツ、アーモンド、ピーナッツ) etc |