山 燻 研 会

2020年3月 燻製の作成

   
 6代目本体(左:煙発生箱)とFS-400  6代目の内部
 前回は2月11日(火)に作成し35日程経過したころ。
「燻製が冷蔵庫に、1パックしかないよ…」
「何日に無くなるんだ…」
「22日の夜よ…」
 その言葉で作成日を模索した。
 某国営放送局の勝丸さんが天気予報をしている。
「勝丸さん、明日の天気はどうかいネ」
 俺は一度勝丸さんに出会っていた。
 数年前、某駅の緋寒桜を写そうとワイフと行った。
 緋寒桜のメジロを狙っていた。その時、美しい女性が桜を見ていた。
 ワイフは直ぐに気付いて「勝丸さんよ…」と言うが、俺は、ワイフ以外の女性には興味がない。で、家に帰ってTVを見ていると、
「某駅の緋寒桜が満開でメジロさんも…」
  俺はパニクル。ワイフより綺麗な女性が近くにいたなんて…。
 
 その某国営放送が、1週間の天気予報を流している。
 気象庁の天気図を見て俺は23日と決定した。
   
 卵、沢庵、イカ  イカ、ホタテ、ベーコン、サバ
 1969年冬、大山を下山し米子測候所(米子市博労町)に立ち寄り、天気図を購入し、毎日記入し天気を予想、検討していた。
 初心者用の左にデータを記入し、後で地図に記入した。
 慣れてくると、直接地図に記入できるようになった。
 1日後、2日後の低気圧・高気圧の位置から、天気を予報した。
 1971年上高地の徳沢キャンプ場で、前夜から梅雨末期の大雨に動きが取れない。
 徳沢で16時の天気通報を福岡の女子大学生のテント内でラジオを聞いて天気図を作成し、翌日雨が上がると予想した。
 1973年穂高・屏風岩から4峰前穂右岩稜線、Dフェース等を連続登攀し滝谷までの登攀を計画して入山したが、連日雨に降られ岩小屋で過ごす日々が続いたが天気図を作成し、翌日の朝から14時ごろまでは、雨が降らないと予想し、登攀、行動の予測をたて見事に当てた。
 厳冬期の南八ヶ岳のキレット小屋で二つ目玉の低気圧の時も天気図の知識で、急場を凌ぐことができた。
   
 イカ、ホタテ、ベーコン、サバ 完 成 品 
 天気図はもう活用していない。なぜなら勝丸さんが「23日は晴れますよ…」と、言っている。
 勝丸さんに背中を押され21日(土)燻製材料の購入し燻液に浸ける。
 22日に燻液から取り出し、塩抜きの水洗。
 購入した材料の記録
 23日(月)08:00自宅を出て、秘密の作成場所で機材を展開する。

 今回の作成は、定番の卵、ホタテ、チーズ、鳥の胸肉、ナッツ類、沢庵、、竹輪、ベーコン(市販品を)。
 今年になって作成を始めたイカ。
 久方に作成するサバの十種類である。

 胸肉、魚介類は雑菌対策の為、沸騰した湯の中に10~15秒浸す。
 サバは、塩サバを使用し、塩を水で流し風乾し、前夜に裏表を焼いている。
 ワイフは、鳥や魚介類は雑菌対策をし、十分に燻煙をかけるように要望している。
   
 シンク内の燻製器一式 真空パックの完成品 
燻製の作成資材の洗浄
 燻製が終了し自宅に帰ると資材の片づけが待っている。
 台所のシンクに70度のお湯に溶かした洗剤を貯め、使用した金属器具を1時間浸ける。
 その間に諸々の片づけを実施。コーヒーも楽しむ。
 肉類、油脂等を完全に除去し洗剤を流す。
 ベランダで風乾すると、次回を考慮し格納する。
 消耗品の使用量を記録し、在庫管理をして次回までに消耗品の補充をする。
 一晩置いておいた完成品を真空パックする。
 この後の管理はワイフに一任し、酒の肴として食前に上がるのを待つ。

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