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女流作家の手仕事


  高橋よう子の素敵に布あそび


  布のお細工物は、江戸時代に開花したといわれています。

 女性の重要な仕事の一つであるお針仕事とともに
   お細工物も母から娘へと伝えられてきました。

 布が貴重な時代のことです。
  きものは何度も仕立て直され、
巾着や背守りになったり、
  肘つき、座布団にとさまざまに
形を変え、
  新たな命を吹き込まれていきました。・・・・

 「高橋よう子の素敵に布あそび」はじめの一部より、

 高橋さんは、ちりめんの生地を中心にいろんな生地をとりあわせ

 ちりめん細工、布あそびを教えてもらえます。

  懐かしい伝承のお細工物から、新しい感覚のもや
  手作りで日々
豊かに暮らす楽しみが増す細工物まで、
  またおしゃれ帯や子供
のきものにまで、
  私たちに夢をふくらませてくれます。

  「高橋よう子の素敵に布あそび」
  「着物まわりのちりめん細工」

「手作りお守り袋としあわせ小物」
  現在まで三冊の本を出版され
ています。
  一度ご覧になってくださいませ。

  当店では、心なごませてくれる、高橋さんのちりめん細工ご用意して
  皆様のお越しをお待ちいたしています。


一片の布と一本の糸と針さえあれば無限の布あそび

日本人の知恵がつまった布あそびの楽しさを
あなたと分かちあいたい・・・

高橋よう子

  高橋よう子さんオフィシャルサイトのほうも是非ご覧ください

 三浦和枝のつまみ細工

  つまみ細工は古来から日本に伝わる伝統的な手芸品です。

  基礎つまみをもとに、三浦和枝さんが創造的な技法で、
  美の世界を
描いたブローチ、帯留、髪飾りなどの装飾品です。

  作品の特徴は、染色された布地を使い長い年月の流れの中で、

  三浦さんの作風が生まれ、その一つ一つが時代にとらわれない感性で、
  郷愁と哀歌や情熱的なときめきを、斬新なセンスで表現されています。

  スケッチブックを手に、日本各地を旅して、心に残った人との出会いや
  風景を題材にして創作された作品で、
  京都での「桜」、奥州平泉での
「あやめ」萩、津和野の「清流と鯉」、
  信州上高地の「秋の月」、
北野天満宮の「梅」、
  雨に濡れている鎌倉での「あじさい」、
  ふる里淡路
での幼い頃の優しかった母を思い出しての
  「柿」と「赤かぶ」など多くの作品が、
繊細な色調で描かれています。

  情景豊かな三浦和枝さんが、
  「季節を旅して つまみ細工のしおり」 

  を出版されています。一度ご覧になってくださいませ

  当店では、素敵な三浦さんのつまみ細工ご用意して皆様のお越しを

 お待ちいたしています。

三浦さんはいつも
「幾つになっても満足する作品ができない」と言いながら
40年来すべての作品を作り出してきた
ピンセットと挟(はさみ)を今日も・・・。

      三浦和枝

 

中井まり  日本刺繍工房 繍

 絹糸の放つまろやかで凛とした光沢・・・この美しさに魅せられ、

 中井さんは着物や帯をはじめ、半衿、帯留、帯〆、袱紗などに刺繍を

 されています。作品を創るうえでとくに大切にされているのは、
  絹糸
のもつ優美で繊細な色合いを生かすことです。
  そして、無数の色糸の
中から作品に最もふさわしい色を選りすぐり、
  微妙な色遣いで表現され
ます。
  はるか昔、平安時代から始まったとされるきものの刺繍。

 長い年月を経ても、その華麗で繊細な美しさは現代に脈々と
  息づいて
います。 
  当店では、中井さんの繊細で光沢のある日本刺繍を、
  ご用意して皆様
のお越しをお待ちいたしています。

 ・・手間のかかる刺繍はどうしても、
価格が高くなってしまうので、
ほとんどが中国や韓国で施され、
ほんとうの日本刺繍はますます
少なくなっています。
本当の日本刺繍を見ていただきたい。
  中井まり

      中井まりさんの日本刺繍サイトのほうも是非ご覧ください

  俵 秀子  一秀庵

 手のひらにふれるとすぐ解けるあわい雪、まだ積もってなくても

 日本海側にふる雪、金沢の町に似合う冬の始まりなのです。

 小さい頃のお正月はいつも雪でした。
  お正月の「あそび」と言ったら
かるたやすごろく、凧揚げ、・・。
  また、春にはおひなまつり、夏・秋
四季折々の季節にあった「あそび」が
  ありました。この風土で生まれた文化に「お人形」もあり、
  俵秀子さんは、明治・大正・昭和のむかしぎれをつかい、お人形、押絵、
  袋物などに形を変え、ひとつひとつ手づくりにして、金沢の心、
  日本の心を演出されます。
  『兎・うさぎづくし展』
  『むかしぎれの押絵 桐のクラフト展』
  『むかしぎれの押絵と人形たち』など、うさぎが多く作られています。
  当店では、浮き浮きする俵秀子さんのむかしぎれ遊びご用意して
  皆様のお越しをお待ちいたしています。

         ぜひ、私のうさこに逢ってください・・・。

 俵 秀子


  岡野泰幸 江戸ちりめん押絵

  岡野泰幸さんは、子供の頃に百貨店で行われていた押絵の展覧会に
  つれて
いかれ、何度か見ているうちにすっかり魅了されました。
  
その後、独学で学ぶうちに、ふと浮世絵の面相で押絵を
  施したくなり
岡野さんは、面相画家の古川泰師氏のもとで面相押絵を
  十五年間学ばれ
ました。ちりめんと出会ったのは、そのころでした。

  面相押絵をはじめると、今度はその浮世絵の作品に古い布の着物を
  着せたい
と思われました。
  新しい布と古い布では、染も色も違えば手触りも全く異な
りました。
  骨董市でたまたま手にとった古いちりめんの柔らかさに、あっと言う間に
  虜になられました。
  『高嶌おひさ』のような面相押絵が中心だった岡野
さんの作品から
  動物のものへと広がり、モチーフになっているのは『鳥獣戯画』
  に登場するうさぎやかえる、ねこ、河童たち。
  そんな動物の押絵は、
昔話に出てくる
  ような親しみを感じさせてくれます。
  当店では、動物たちのかわいらしく、幻想的な江戸ちりめんの押絵が
  ひろげる和装小物や帯を、ご用意して
  皆様のお越しをお待ちいたしています。

 ちりめんという素材は、
動物の毛並みや表情の柔らかさをうまく表現
できます。
染ぼかしの部分を利用して質感を出したり、
柄の面白さを
活かしたり・・・・。

岡野泰幸


 伊庭拓也 純銀細工

  一般的にアクセサリーで使われる銀は強度を上げるために数パーセント

  銅が含まれシルバーと呼ばれています。伊庭さんの銀工芸の簪や帯留は

  昔ながらの技法にこだわり粒状の純銀を溶かし塊にして金槌で鍛えなが

  ら形作っていく鍛えることにより純銀は堅く頑丈になり何十年でも形変

  わらず代々使っていただきます。
  飾りの部分も全て手作りで様々な道具
を用い一つ一つ仕上げていきます。

  色の変化が早く黒ずんでいくシルバーに比べ純銀は色の変化が遅くおち

 ついた独自の色目に変化していきます。大正から昭和初期にかけて流行

 したといわれる銀線細工は細かい純銀の銀線を手作業でより合わせて

 形作る技法で特に緻密な技術を必要とされます。

  純銀とは純度100パーセントの銀   
 伊庭拓也