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ミルの場合

ドッグフードについて

手作り食について



ミルの場合 (2007/8/25)

ミル(わが家のわがままパピヨン)の場合、現在は手作り食を食べていますが、子犬の頃はドッグフードと水だけの食生活でした。 (詳しくは当サイトの「子犬の頃の食事内容」を参照して下さい。)

食事内容の転機は、ミルが生後10ヶ月の時に「そろそろ成犬用のドッグフードを決めよう。」と市販のドッグフードの中でどれが一番いいのかを調べ始めたのがきっかけでした。
当時の私はドッグフードに関する知識が全くなかったので、身近な人にアドバイスをもらう事から始めました。

1.ペットショプの店員に相談
2.かかりつけの獣医に相談
3.近所の飼い主に相談
4.インターネットで調査
5.書籍で調査



1.ペットショプの店員に相談

ペットショプに行くと、まずドッグフードの種類の多さに圧倒されます。 素人にはどれが良くてどれが悪いのかさっぱり見当がつきません。 そこでペットショプの店員に聞いてみました。

「成犬用のドッグフードを探しているんですが、どれがいいですか?」
ペットショプの店員から薦められたドッグフードは、『ニュートロのラム&ライス』(2kgで2000円くらい)でした。
その店員いわく、
ドッグフードの原材料は長年チキンが主流でしたが、チキンよりラムの方がアレルギー体質になりにくい統計があるそうです。 ラムを原材料としたドッグフードは数種類のメーカーから発売されているので、AAFCO基準をクリアしている商品の中から選べばいいと思います。 当店であえてお薦めするなら『ニュートロのラム&ライス』になります。
という事でした。

店員も仕事がら売りたい商品はあると思いますが、100種類近く陳列されているドッグフードの中から、きっぱり1つの商品を薦められると、こちらもすっきりした気分になります。 また、この時の店員の話はとても参考になりました。

そうか。 ドッグフードはラム肉がいいんだな!

ずらりと並んだ
ドッグフード売り場
反対側も
ドッグフード売り場
こちらは
キャットフード売り場



2.かかりつけの獣医に相談

ドッグフードを探している時期に動物病院に行く用事があったので、その時に獣医師に聞いてみました。

「成犬用のドッグフードを探しているんですが、どれがいいですか?」
その獣医師いわく、
犬はドッグフードの種類を変えると、食べなくなったり体調を崩すことがあります。 正規輸入品で総合栄養食となっているドッグフードを1種類選んで下さい。 また近くのホームセンターやスーパーでいつでも購入ができるかどうかも大事なことです。 『ヒルズのサイエンス・ダイエット』や『アイムス』なら、この辺りの多くのショップで販売しています。
という事でした。

獣医師のお薦めは、購入のしやすさも考慮して『ヒルズ』と『アイムス』でしたが、この2商品は先日に行ったペットショップでも販売されていました。 このペットショップの店員のお薦めは『ニュートロ』。
成犬用のドッグフードの候補が多くて頭が混乱しそうです。



3.近所の飼い主に相談

ミルの成犬用ドッグフードがなかなか決められないので、近所の飼い主さんに聞いてみました。 
ミルの散歩中にすれ違う数人の飼い主さんに愛犬の食事内容を聞いてみたら、1犬1様のドッグフードの種類が返ってきました。 「ウチはシーズーだから、シーズー用ドッグフード。」という感じで、あまりドッグフードの内容にこだわっている人は少ない様でした。

そういえば、ペットショップで販売していたドッグフードの中に犬種別に種類が分かれていたドッグフードがありましたが、パピヨン用の種類はありませんでした。

ミルの散歩コースになっている公園です。
散歩タイムには、たくさんの犬達が集まってきます。



4.インターネットで調査

ミルが生後10ヶ月を過ぎ、早く成犬用のドッグフードを決めなないといけません。
そこでオンラインショップも候補に入れて、インターネットでドッグフードに関する情報を片っ端から収集し始めました。 すると、あるわあるわ、ドッグフードに関するサイトがこれだけ多く存在しているとは思ってもみませんでした。

ドッグフードに関する色々なサイトを見ていく中で、私はドッグフードを巡る原材料や酸化防止剤の問題を初めて知りました。 そしてこれらの問題をクリアしたといわれるプレミアムフード(1kgで1500円以上)といわれるドッグフードまで存在している事を知りました。 

ミルは小型犬(パピヨン)で食事量も少ないので通販限定のプレミアムフードも選択肢に入れた上で、迷いに迷って1つのドッグフードを選びました。 それは、『ヒルズのサイエンス・ダイエット〈プロ〉 ラム&ライス』(3kgで2888円)でした。 選んだ理由は、サイエンス・ダイエット〈プロ〉が一番いいと思ったからではなく、複数のドッグフードの候補を消去法で絞っていったら最後に残っていたのが『ヒルズのサイエンス・ダイエット〈プロ〉』だったというのが本当のところです。

この時点で、ミルの成犬用のドッグフードの候補に残っていたフードを紹介します。
メーカー 商品名 定価 補足
ヒルズ サイエンス・ダイエット〈プロ〉 ラム&ライス 3kgで2888円 サイエンス・ダイエットの上位品
ニチドウ Dr.PRO ラム・リトル 3kgで2730円 ミルが子犬の時のフードメーカー
ニュートロ ナチュラル チョイス ラム&ライス 2kgで2047円 何となく印象がよかった為
TLC TLC ドッグフード 1kgで1575円+送料 通販限定
※ 定価は2007年8月時点の内容です。

ミルの成犬用のドッグフードは『ヒルズのサイエンス・ダイエット〈プロ〉 ラム&ライス』に無事決まり、ペットショップで1袋を購入して、幼犬用フードから成犬用フードへの移行を始めました。

しかしインターネットでドッグフードに関する情報収集を始めた時から、どうしても頭から離れないキーワードがありました。 それは『犬の手作り食』です。

もし手作り食にした場合、ドッグフードが抱えている原材料などの問題は解決できますが、私は犬の栄養学の知識などは全くないので、
 ・栄養バランスはどうする? ・食材は? ・そもそも手作りごはんなんかで犬は大丈夫なの?
などの不安があり、手作り食の選択はあきらめました。



5.書籍で調査

ミルの成犬用ドッグフードは『ヒルズのサイエンス・ダイエット〈プロ〉 ラム&ライス』に決まり、それまで食べていた幼犬用フードとの割合を調整しながら、成犬用フードへの切り替えを行っていました。

しかし、ドッグフードに関する疑問や不安がどうしてもぬぐい切れなかったので、本屋にかけ込み3冊の本を購入しました。
『愛犬のための手作り健康食』

須崎恭彦 著
洋泉社
2002年

『かんたん犬ごはん』

須崎恭彦 著
女子栄養大学出版部
2006年

『新・ペットフードにご用心』

押川亮一 著
宝島社
2005年

この様なタイトルの本を買う時点で、私の中では「ミルの食事は、ドッグフードでなく手作り食を。」という気持ちに傾いていたのだと思います。 しかし犬の手作り食に関しては知識もなく自信もなく迷いもあったので、何かに背中を押してもらいたいという表れが、これらの本を買うという形になりました。

私はこれらの本を読んで、次のことを確信しました。
 ◆市販または通販のドッグフードの中で、食品として安全な商品はない。
 ◆もし安全なドッグフードがあったとしても、それを見つけ出す能力やツテが私にはない。

そしてミルの成犬用の食事は、『ドッグフード』から『手作り食』へと変わっていきました。


                   


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