こはる流~資材の選び方

裏地については、見返しには共布や八掛け、襦袢などを使用します。
その他の部分は、シルクにぴったりなしなやかな
キュプラまたは、ポリエステルの裏地で、仕上げます。

当店の場合は、お着物についている裏地は、使用していません。

肌ざわりや強度などを考慮に入れると、やはりキュプラかポリエステルが一番だと思っています。
あと、裏地は、広幅なのが、やはり良いです!(ドレスのスカートなどものすごい広幅ですから)

とは言え、きれいな裏地や御肩裏、
八掛けなどは、あえて見えるところに積極的に使っています。(ボレロやショール裏など)
*その場合、なるべく色落ちしないお色を選びます。

羽織の御肩裏などは、すごく素敵な色柄のものがたくさんで、うっとりしますよね♪
これを活かさない手はありません。

同様に、帯の裏地もバッグの裏地として使用したりしています。

あと、重要なのは、芯地です。当店ではドレス作りが主ですので、
薄手のストレッチの接着芯を使用しています。
少し高価ですが、表にひびかず、きれいな仕上がりです。

私は、洋裁しか習ったことはありませんし、
正直、着物のお仕立ては出来ませんし、着物を着る機会もなかなかありません。
だからこそ、リメイクが出来るのかもしれませんね。

でも、着物自体は、本当に大好きで、機会があれば着たいです。
ただ、なかなかなのが現実です。
きっとそういう方がたくさんいらっしゃるのでしょうね。

素晴らしいものだからこそ、もう一度日の目を見せてあげたいものです。

2017年05月20日