こはる流~型紙~裁断~

地を整えるのは、スチームアイロン(または、アイロンの絹設定)を使います。
丁寧に丁寧に
温度に注意しないと、溶けたような感じや、焼けたような感じになったりも
しますので、本当に、ご注意ください(当て布しながら。様子を見ながら。)

ただ、温度低すぎると、全くアイロンの意味がないので・・・難しいですね~

ここから、やっと裁断に入れますが。
その裏では、仮縫い、デザインを型紙におこす作業があります。
型紙を市販のものを使う場合も、着物リメイク用に
反物の幅にアレンジをします

ただ、私の場合、アレンジなしで、柄あわせする方法を
使ったりもします

お着物(反物)の量が決まっていますし、生地の幅も制限されますので、
どんなデザインでもOKというわけにはいきません。
また、柄あわせなども視野に入れていくと、型紙作りも一筋縄にはいきません

当店のリメイクの特徴は、なるべく他の生地(お着物)を継ぎ足さずに、
一着以内で仕上げることにこだわっていますので、
余計に制限されてしまうのですが

裁断中は、どこに柄を配置するか、頭の中で構想を練りつつ、
今までの経験をもとに、あそこはここ、ここはあそこなどと言いながら、
柄を配置し、裁断していきます

なにせ、同じお着物は二度とないものですから、
一度ハサミを入れてしまうと取り返しがつきません。

・・が、ここは経験から得た法則をもとに、スパッと仕上げていきます。

(場合によっては、悩みに悩んで進まないことも)

柄の配置で、リメイク後の印象が全く違ってきますので
ここは、重要なところですね。

2017年05月20日