「部隊スキー指導官」
帯広でのスキーの思い出は、第5師団で実施された「昭和56年度部隊スキー指導官養成訓練」に参加し、最終日に「部隊スキー指導官」の検定を受けた。
結果は「技能未熟で不合格」であった。
部隊スキー指導官とは、積雪寒冷地における作戦、戦闘において行動する隊員を訓練する指導員の資格である。
積雪地では、スキー技術が戦闘の結果を左右する。作戦に参加するものは一定の技量が必要である。
それは、不整地の山岳、原野を軽快に行動し敵の弱点に浸出し、敵を攻撃する。
その技量は、当時の思い出で記述すると
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ゼッケン2番が私 中央が教官 左に糠平湖の水面が写る |
試験の課目
20kgのザックを担ぎ、小銃、水筒等の装具を装着し、一定時間内に6qを走り抜く技量・体力が要求される。
小銃などの装備品を持たない場合は、その重量を担がなければならない。
その20sのザックを担いで急斜面を滑り下る。試験後に、ザックの重さを計測される。
不整地直滑降(デコボコの地形を数百メートルを真っすぐ滑降)
ジャンプ(10m程滑り降りて、高さ1m以上のコブを飛び、その先の急斜面を滑り下る(飛距離5m位)。
受験生に少年ジャンプ団出身者がいて、10m以上飛んだ。
総合滑走(不整地に近い地形で、3種類以上の技で滑る。(ジャンプ、直滑降、パラレル、連続小回り等を織り込んで・・・)滑走距離は500m位
ノルディックの技術。(パスカング、1歩滑走、2歩滑走、推進滑走、スケーティング)
新雪の中を滑り下る。(訓練場の積雪の関係で突然実施された。) 等があった。
訓練地
上士幌町糠平温泉にある、陸上自衛隊糠平訓練宿舎に宿泊し、糠平スキー場にて訓練した。
宿舎は、国鉄士幌線糠平駅の近くにあった。食事、入浴等は帯広駐屯地から管理要員が派遣され訓練三昧であった。
毎朝、8時前に氷点下20度位の中を、スキー場まで歩いて行く。12時ごろ訓練宿舎に帰り昼食、午後もスキー訓練に行くが、夕方は早く訓練が終了する。
理由は、北海道の夕暮れは早いからだ。
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検定受験中の私 ボケているが |
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糠平スキー場 教官のデモンストレーション |
自衛隊のスキーの思い出は色々とあるが、少しずつ記載していきます
何時になるか、体力と根性とタイピングによりますが・・・。
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