第7話〜 パソコンの病
(2003/10/25)

toricaミニタワー 以前からのお客様だと、僕が自作パソコンを趣味としてることはご存じかもしれない。これまではミドルタワーケースを使った、拡張性十分なパソコンを組み立ててきた。そして我が家は家内を除き一人一台体制が整い、特にあらたにパソコンを揃える必要は無い。ところが、なぜか写真のようなパソコンが我が家に仲間入りしてしまったのだ。

 正確に言うと、パソコンでは無くパソコンのケース。これまでのものと比べるとずっと小型でスタイリッシュ。実は最近ずっとこういった小型のパソコンを組み立てたいと思っていたのだ。以前はパソコンの機能を拡張しようと思うと、内部にドライブを増設したり、カードをさしたりと、パソコン自体がかなりの拡張の余地を持っていなければならなかった。しかし最近のパソコンは外部拡張端子であるUSBを複数持っていたり、音源もかなりのレベルのものが標準で用意されていたりする。よほどのことが無い限り、拡張スロットが埋まってしまうことなど無い。だったら別にばかでかい図体のパソコンで無くてもいいじゃないか、というのが小型パソコンを組み立てるひとつの言い訳なのだ。

 ところが、これから完成するであろうこのパソコン、実は誰が使うか決まっていない。最初は娘に使わせようかと思ってたのだが、存外今使ってるのが気に入ってるらしい。僕のメインマシンとして使う手も有るのだが、現在のパソコンラックだと置き場所が無い。今使ってる床置きタワーケースってのは案外納まりが良いのだ。とりあえず組んでみて使い道を考えるという方法もあるのだが、娘と僕とでは要求スペックが違うので、使うパーツやOSが全然違うのだ。

 ふむ、当面部屋の飾りとして置いといて、ディスプレイの液晶化、新世代OS移行に合わせて、そのときの最新スペックで組み立てるのも手かもしれない。ちなみにこのケース、ふらっとパソコンショップを覗いたとき在庫処分で出ていたもの。普通一万円程度で売られているものだが、なんと税込み5800円だった。普段衝動買いなどしない僕なのだが、パソコンの病と言うのは、時としてふらっと顔を出すものらしい。


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