第4話〜 壊れたカウンター
(2003/09/12)

 WEB美術館を新しいプロバイダに引っ越して以来、やたらカウンターがくるくる回る。それまで月に6千人くらいの来館者だったはずだが、引っ越ししてからその数が2倍以上になってる感じだ。不審に思いinfoseekの提供してるアクセス解析サービスを導入してみた。アクセス解析というのは、時間帯ごとの来館者の推移やアクセスログ、どこのリンクから来たとか、どこの検索エンジンを使ったとか、来館者のドメインやOS、使用ブラウザに画面解像度と色数など、いろんな情報が表示される。

 導入して半月足らずなのだが、傾向を見てると、OSはWinXPや2000が多い。Win98も未だ現役。WinMEや95はあまり使われていないようだ。休日はWinXPが多くて、平日はWin2000が目立つ。平日は企業ユーザーが多いからだろう。マックユーザーのアクセスも軽視できないほどにはある。

 使用ブラウザは予想以上にIE6.0が多い。半数以上がそうだ。IEは4.0から5.5までそこそこ使われている。さすがにIE3.0というユーザーはいないようだ。ネットスケープは3.xから7.xまでさほど多くはないものの、これも無視できないほどにはある。ま、WEB美術館は古いブラウザでもちゃんと表示できるように作ってあるから、安心して来てもらえるのだろう。これがIEに特化したサイトだと、ネスケユーザーはそっぽを向いてまず行かないだろうから。それからOpera、Mozillaを使ってるユーザーも皆無では無い。

 アクセス傾向を見ていると、かなりのユーザーが絵本をめくるように、多くの作品を見てくださっている。全ページ制覇という熱心な来館者も結構おられるようだ。ご存じのようにWEB美術館では、次の作品を見ようと思うと必ずトップページに戻る必要がある。そのたびにカウンターが回るかと言えばさにあらず。カウンターがくるくる回るのは、複数の来館者が競うようにページをめくり、交互にトップページに戻ってくるという条件が揃った時らしい。

 以前のプロバイダのカウンターは、同一の来館者が何度ページをめくろうが、カウントが上がることは無かったようだが、今回のカウンターは上記の条件では狂ったように回ってしまう。8月の末、スコットランドでダ・ビンチの絵画が盗難に遭ったときなど、Yahoo!のトピックスからかなりの来館者が有ったようだ。その時の回り方はまるでカウンターが壊れたかのようだった。

 現在のカウンターでは、一月に15,000人ほどの来館者が有るように見えるが、実際はその半分くらいがこのサイトの実力なのだろう。


戻る 次のお話へ