第10話〜データベースの活用について
(2013/3/26)
ネットワークオーディオが本稼働を始めて、半年近く経ちました。ライブラリも2千枚を超え、音質的にもCDプレーヤーと比べ、遜色ないかむしろ上回ることから、音楽鑑賞のメインプレーヤーはほぼパソコンに移行してしまいました。
巷ではPCオーディオの音質的優位性ばかり強調されますが、最大のメリットは、大量のデータベースから迅速かつ柔軟に選曲を行えることにあると思っています。例えばWINDOWS上のメインプレーヤーであるfoobar2000を使って、上部の検索窓に"title HAS la vie en rose"と入力すれば、あのエディット・ピアフが歌った名曲「バラ色の人生」がずらずらっと表示されます。この状態で連続演奏も行えるため、色んな歌手の歌った「バラ色の人生」を聴き比べることが出来るわけです。あるいはジョージ・セルが指揮したモーツァルトの曲が聴きたい場合には、"szell mozart"と入力すれば、該当する曲、アルバムが一覧表示されます。
foobar2000は様々な条件を組み合わせて、もっと複雑な検索も可能なので、興味がある方は是非試して頂きたい。普段使っているプレーヤーとしては、foobar2000以外にサーバー機に内蔵されているVortexplayerを使うことも多くあります。ギャップレス再生が出来ないという欠点はあるのですが、そのメリットとして、
1.負荷の少ない音楽専用機なので、音質面でのメリットがある。
2.Vortexplayer自体がかなりの高音質プレーヤーである。
3.クライアント側のパソコンは再生指示を出すだけなので、音楽が始まったらクライアントをスリープ状態にして騒音を低減できる。サーバー機はUSB経由で外部DACに接続し、そのアナログ出力をプリメインアンプに繋いで鳴らしています。すなわちサーバーをコントロールする方法があれば、クライアント用パソコンは必要ないことになります。実際娘の部屋では、ネットワーク対応アンプからDLNAサーバーを操作し、ネットワーク経由で音楽を聴いています。コントローラはiPhoneです。
よって私の書斎でも、タブレット端末を使えば、音楽観賞用チェアに座ったままサーバーをコントロール出来る理屈です。結構静かとは言え、私の使っているハイパワーパソコンは、音楽をじっくり聴くには邪魔な騒音を発しますので、静かに聴けるのであればそれに越したことはありません。サーバー機の方は、処理性能を欲張っていないことが幸いし、冷却ファンが回っている状態でも大変静かで、音楽を聴く分には殆ど支障はありません。
★Menuに戻る 次のページへ★