第8話〜ネットワークレシーバー
(2012/12/26)

子供部屋のネットワーク構成
子供部屋のネットワーク構成

ONKYO CR-N755 10数年使ってきた子供部屋のミニコンポが壊れてしまったため、新たに買うことにしました。スピーカーはそのまま使えそうなので今回はCD付アンプのみ。
 ONKYOのネットワークレシーバーCR-N755という、ミニコンポとしては少し程度の良いものです。

 通常のCD付アンプに加えて、ネットワークプレーヤーとしての機能を備え、同軸、光のS/PDIF入力もありますのでパソコンとの接続も可能です。
 このレシーバーはDLNAクライアント機能を持ってますので、Vortexboxのmusicフォルダ内のアルバムを直接鳴らすことが出来ます。LANケーブルを接続すると"NET"という入力項目が現れ、その中の"Vortexbox"を選びます。当初musicフォルダの中のmp3フォルダ内のアルバムしか表示されなかったため、サーバーのDLNA設定を確認したところ、公開フォルダーが"/strage/music/mp3"になっていました。これを"/strage/music"と修正したところ、無事musicフォルダー内のアルバムが全て表示されました。

 とりあえず私のヘッドフォンで聴いてみたところ大変良い音で鳴ります。たぶん書斎のプリメインより上だと思います。CDとも聴き比べてみましたが、少なくともCD以下ではないという印象です。ヘッドフォンアンプの音質も良く、ピュアオーディオ用途にも使えそうです。
 ひとつ問題なのはギャップレス再生が出来ないこと。ライブ音源などでトラック間に結構長いギャップが発生します。そのことは購入前にわかっていたのですが、音質とデザイン重視でこの製品にしました。
 同レベルのネットワークレシーバーの中では、DENONの製品がギャップレス再生に対応しています。

 今のところネットワークプレーヤーでギャップレス再生に対応しているのは少数なので、今後のファームウェア更新に期待することになります。

 休日に娘の部屋にセットアップしたところ、スピーカーは十数年前の以前のコンポに付属していた物を使っているのですが、予想を上回る高音質で鳴ります。オーケストラを聴いても結構なスケール感があり、とても小さな安物スピーカーとは思えないほど。
 このレシーバー、パワーはそこそこながら、音質に気を遣って作られているらしく、背面の端子も立派なものが使用されており、パワーアンプも今はやりのデジタルアンプではなくアナログ構成になっています。FLAC形式の音源を、パソコンを介さず、直接レシーバーのDACに送り込んでいるのも音質向上に役に立っているのかもしれません。以前と比べて随分音が良くなったこともあり、娘は喜んで音楽を聴いているようです。

 我が家のミュージックサーバーには、既に千枚以上のアルバムを登録してありますので、レシーバーの小さなディスプレイと付属リモコンでの選曲は難しいと思います。なので、コントローラとしてiPhoneを使うことにしました。本当は画面の大きなタブレットの方が良いのでしょうけど。それは私がAVアンプを導入したときの楽しみに取っておくことにしましょう。

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