イオン・クラスター・エアー/真気
(1997/04/23)


真気とは
 「真気」という言葉は、中医学(中国の漢方医学)の古書「黄帝内経」(こうていだいきょう、又は、こうていだいけい、BC3世紀頃)に最初に登場する。
 黄帝曰く「余は聞く、真気があり、正気があり、邪気が有ると。何を真気というか?」
 岐伯は曰う「真気とは天より受けた所、穀気とともにあわせて身(からだ)に充ちています。」
 後世の日本の漢方医学の考え方では、 「真気」とは「先天の気」と「後天の気」(水穀の気)及び「宗気」(清気)の結合したものをいい、全身に栄養を満たす作用があり、臓腑経絡の生理活動を行い、生命活動の根元をなす、 とされた。
 現代では、 マイナスイオンを大量に含んだ高湿度清浄空気のことを「真気」 と呼ぶ。
 「イオン・クラスター・エアー」 という名称は、最近の研究により、真気中の水クラスター構造の特異性から用いられるようになった。

真気の発生原理
 水が微細水滴に分裂する際に、付近の空気が電離する現象を 「レナード効果」 と呼ぶ。滝壷の近辺でマイナスイオンが多量に発生するのはこの原理による。これを人工的に行う装置を真気発生機と呼ぶ。
 円筒形の容器内で空気を高速に旋回させ、ノズルで水を噴霧する。ここで水は金属板との衝突によって微細水滴に分裂し、大量のマイナスイオンを発生する。この原理を 「シンプソン効果」 と呼ぶ。この時、空気中の汚染物質が水によって洗い落とされる。この後サイクロン式の気水分離機によって、余分な水滴が除去され、マイナスイオンを大量に含んだ清浄空気が供給される。

真気の効用
医学編
 最近の研究で、マイナスイオンが人体に及ぼす影響について多くの発表がなされている。
  • 超微粒子ネブライザーによる水粒子の呼吸器内への取り込みに関する研究/諏訪湖畔病院(1992)
  • 負イオン湿式サウナが人体に与える影響/北海道大学(1994)
  • おいしい空気の話/小口喜三夫(1996)

 以前から 喘息治療 においての効果が知られていたが、現在筆者のところで 花粉症 に関しての調査を進めている。昨年は花粉の量が少なかったこともあり、目覚しい効果を挙げたが、今年はことのほか花粉の量が多いとのこと。春にはその成果を発表できると思う。
 また、循環器系への好影響が有るのでは無いかと推察される事例がある。最近まで冷え性で悩んでいた女性が、今年に入ってまったく「冷え」を訴えなくなった。真気治療3年目のことである。

生物編
 真気はその原理上、相対湿度100%の飽和空気として供給される。その性質から 食品製造、保存分野 での実績が増えてきている。ハム、食肉、鮮魚など応用範囲は広く、変わったところでは、花の保存、蚕の人工飼料への応用も試されている。

環境編
 真気には除塵、脱臭効果があることが知られている。真気発生機そのものが、高性能エア・ワッシャー空調機みたいなものだから、これでクリーンルームを作ってしまおうと考えても不思議ではない。事実病院の 手術室、HCU(集中治療室) への応用が報告されている。最近の事例ではパチンコホールでの採用が増えてきている。

筆者と真気
 筆者と真気との出会いは、数年前、蚕(かいこ)の無菌周年飼育施設を手がけたことに始まる。人工飼料を使い、クリーンルームの中で飼育しようという試みであるが、恒温、高湿度環境を作り上げるのに、もっとも適した方法であると考えている。
 真気の効用(医学編)での花粉症、冷え性の女性とは、実は筆者の妻のことである。元々内臓が弱く、健康面での不調を訴えがちであったが、真気発生機導入以来、徐々にではあるが健康を回復してきた。これまで真気治療だけで無く、指圧治療、絹製品の着用など、いろいろ試しているため、これまでの成果が真気のみによるものとは断言できないが、顕著な効果を示しているのは確かである。
 絹製品の健康面での影響は、結構興味深いテーマである。吸湿、保温効果にすぐれ、抜群の肌触りであるとは、妻の意見である。この件については、別項 「絹と蚕の話」による。


参考文献
1.「真気技術」「イオン・クラスター・エアー」/(株)ジオクト

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