第11話〜小さい春見つけた
(2004/04/04)

なんと2年ぶりの更新です。「とっくに新機種に買い換えてしまってるに違いない。」と感じられた方も多いかと思われますが、さにあらず。自宅の改築、多忙な仕事とすっかり写真を撮る機会が減ってしまっていただけなのです。

時は春、桜は満開。カメラを持ち出さずにはいられないと、カメラバッグにNIKON F80に標準ズーム、60mmマクロを詰め込んで、そしてお約束のE950。今回の被写体は桜なので、やはりフィルムで撮りたい。最新デジタル一眼レフD70あたりであれば、わざわざフィルムで撮る必要は無いのだろうが、貧乏人の僕のとってはいまだ高嶺の花。銀塩カメラだったら売るほど有るので、やはりたまにはフィルムを通すのも風情と言うものでしょう。

雑草にも春が来た銀塩カメラと併用する場合、E950の出番はやはりマクロ撮影。それもマイクロレンズでもカバーしきれないほどの小さなもの。地べたにへたりこんで、背面液晶を上からのぞき込んでシャッターを切ります。これが一眼レフだと腹這いになってファインダーをのぞき込むことになって、ちょっと大げさな格好になりますね。これがE950だとそれほど不自然なポジションでは無いので、人前でもまぁ許容範囲でしょう。
左の写真は、広島市郷土資料館の桜の木の下に咲いていた小さな雑草。花の直径は10mm未満。名前はわかりません。

危うく踏みつけてしまいそうな小さな雑草にも、ちゃんと命があって、同じように季節は巡ってくる。そんな小さな命に目を向けるには、E950って格好の道具なのです。

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