第2話〜マクロ対決
(2001/05/28)

E950購入の2ヶ月ほど前、AF一眼レフ用マクロレンズとして、AFマイクロニッコール60mm F2.8Dを購入した。それまで使っていたMF用タムロン90mmマクロに画質上の不満が有ったわけではないが、AF用の単焦点レンズが欲しかったこと、時には等倍撮影をやってみたかったこと。
タムロンの90mmは旧型で1/2倍までの撮影倍率で、これでそう不自由は無かったのだが、時々もう少し寄りたいということがあった。

マイクロ60mmで撮影まずは試し撮りということで、リバーサルで一本撮ってみた。最短撮影距離付近で絞りを開け気味に撮ってみると・・・
前も後ろもボケボケ、被写界深度が極端に浅いことがおわかりであろう。最近はアマチュアの間でこういう撮り方がはやっているようだが、僕はもう少し絞って撮るのが好きだ。しかしあまり絞るとシャッター速度が遅くなって手持ちでは辛い。

f=14.9mm F3.4 1/146s今回買ったE950は、60mmマイクロに匹敵するほどの接写能力を持っている。左の作例はムラサキツユクサを側面から撮ったもの。この花の大きさを御存じの方なら、どれほど近接して撮影したものかおわかりであろう。80mm相当、絞りF3.4開放で撮影している。
小型CCDを使ったデジカメで撮影したものとしては、相当にボケてはいるが、銀塩で撮影したものと比べるとまだ背景の様子が多少はわかる。マイクロ60mmであればF11くらいまで絞った感じであろうか。同じ感度ならシャッター速度はE950の1/8程。到底手持ちでは無理である。

で、その描写性能は?
マイクロ60mmの方が上だということにしておかないと、マクロ専用レンズの立つ瀬がないでしょう(笑)

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