●脇の汗ジミ
着物を着ると、汗をかいていないようでも、帯の下や脇のあたりに汗をかいてしまいます。
そのままにいていると、落ちにくくなり
変色の原因になります。
●カビよるトラブル
汗は、大部分が水で塩類や尿酸等ごくわずかに含まれいます。
いずれも水に溶けやすく、ドライクリーニングでは、苦手とされています。
うっかり洗わずそのままにしておくとこれらが変化して黄ばみの原因になります。
着物のトラブルで多く持ち込まれるのが、カビの発生した着物です
最近の住宅は気密性が高くなり、暖房や加湿器による結露した水分が高湿度にし
カビの発生しやすい環境になっています。
又、着る機会が少なくなり長期間タンスの中に入ったままになっている事も
原因の一つにあげられます
特にタンスの一番下は要注意です。
カビを防ぐには、部屋の空気の入れ替え湿度を低くすることが大切です。
又、乾燥している時に虫干しする事が必要なのですが、なかなかできないようです
一番は着る事が、虫干しになります。
着物で出かけ、脱いだ後そのまましまっていませんか?
そのまましまってしまっては、カビや黄ばみの原因になってしまいます。
まずは、着物や帯はもちろん、襦袢、紐類もハンガーや椅子にかけて、陰干しをおすすめします。
風通しの良い場所に一日ほど干すと湿気もとびます。
長持ちさせるためにも、ひと手間かけて頂きたいです。
そして、しまう前にシミがないかチェックします。
特に,汚れやすい、袖口・衿・上前です。
汚れの程度に合わせた御手入れをしておくと、大きなトラブルにならずにすみます。
●汗によるトラブル