旅行記

エジプト・トルコ大周遊
2013.4.14-28

 某旅行会社が主催する「エジプト・トルコ大周遊」の15日間のツアーに参加しました。

1日目
 関空を夜遅くエジプト航空にて出発しカイロに向かった。カイロは日本と時差が―7時間で、飛行時間が14時間にもかかわらず早朝に着いた。

2日目
 市内レストランにて朝食をすませ、写真のエジプト考古学博物館へ、館内は約12万点にも及ぶ古代エジプト文明の遺品や美術品の数々が並び、特にツタンカーメンの秘宝は特別だ。昼過ぎにカイロを出発トルコのイスタンブールへ

ホテルはイスタンブール


 

3日目
 イスタンブールを出発し、ギリシャとの国境近くのエデルネへ、14世紀のオスマン帝国の首都として当時の繁栄ぶりを物語るモスクが多く残る。
 ドームは写真のように遠くからでもその存在感を示していた。

ホテルはチャナッカレ

 4日目
 トロイ遺跡を観光後、古代の総合医療センター(アスクレピオン遺跡)へ
3000人以上収容できる劇場(写真)が併設されている。
医療施設は紀元前4世紀から紀元後4世紀まで約800年もの間その役割を果たしていた。興味深かったのはその当時から様々な心理療法がすでに行われていたことだ。

 ホテルはクシャダス

5日目
 エーゲ海でのリゾートホテルを晴天のもと出発した。
かってジェノバ人が築いた要塞の跡が残るギューエルジン島(写真)を見てエフェソス観光へ

 
 小アジア最大の古代都市遺跡群のエフェソス遺跡では、世界7大不思議の1つで有名なアルミデス神殿(写真)等の多くの遺跡を見学した。

 ホテルはパムッカレ

6日目
 トルコ語で「綿の城」という意味を持つ世界遺産パムッカレ観光では、まずヒエラポリス遺跡を見学した。
クレオパトラも入浴したという温泉(写真)も遺跡の中にあった。
 石灰棚のふもとの池には雛を連れた鴨が可愛かった。
 旋舞教団として有名なメブラーナ教の始祖メブラーナが祀られているメブラーナ博物館では扉や館内の華麗な装飾をじっくり見た。
隣はセミリエ・ジャーミー

 今夜のホテルはコンヤ

 7日目
 カッパドキアとは首都アンカラを中心とする中央アナトリアの地方名称。
南北50kmにもおよぶ小さな村や見どころが点在している。
 太古の昔、火山の噴火によって堆積した溶岩や火山灰が、長い年月の間に浸食されてできた奇岩群は圧巻。
写真の3つの岩はスリーシスターズと呼ばれている。

ホテルはカッパドキアの洞窟ホテル
 
 8日目
 夜が明ける前に気球に乗り朝日を拝んだ。
気球から見る、カッパドキアの奇岩群の眺めは最高だ。
 今日は日曜日、おそらく100基以上の気球が上がったと思われる。
 岩の間では密やかにキリスト教の文化が育まれた地でもある。
 キノコのようなユニークな形をした奇岩は地元では「妖精の煙突」と呼ばれている。

洞窟ホテルに2連泊

 9日目
 
 ヤズルカヤ遺跡
海抜1000mの丘稜地帯にある遺跡。
紀元前1800年ごろアナトリアを支配したヒッタイト王国の首都だった。
写真は12名の聖人を岩に彫ったもので、当日はトルコのテレビ局も撮影していた。
12名の聖人はユダヤ教・キリスト教・イスラム教に共通していることを考えると興味深い。
ヤズルカヤ遺跡の後、世界遺産ハットウシャシュ遺跡を見学した。

ホテルはアンカラ

 10日目

 かって香料のサフランの花が群生していることから名づけられたサフランボルの市街は世界遺産とした登録されるにふさわしいきれいな街並みだった。
街を見下ろすブドウルックの丘から写真を撮った。

 サフランボル市街で少し散策、カフェにて粉ごと煮出したトルコ珈琲の上澄みは少し苦かった。
 口直しに水と桑の実のジュースをいただいた。
 聞くところによると、トルコの珈琲がエスプレッソの元祖らしい。

 首都アンカラでは2連泊したけど、特に観光はなかった。
 写真は夕方散歩で見つけたホテル近くのモスク。地下には大きなショッピングセンターがあり、大勢の人が利用していた。

 アンカラ2連泊
 
 11日目

 アガサ・クリスティーで有名になった、オリエント急行殺人事件でのイスタンブールでの駅内のレストランにて昼食をとって、世界遺産イスタンブール歴史地区を観光した。

・ガラタ橋
・トネル乗車体験
・イスティクラル通り散策
・ガラダ塔
・タクシム広場

 イスタンブールは7つの丘と形容されるほで坂道が多い。
オスマントルコ時代の城壁も一部残っており、ローマ時代の水道橋(写真)も街並みの一部として残っていた。

 ホテルはイスタンブール

 12日目

 リシュテムパシャモスクの内装のタイルは本当にきれいで青い色調からみてこれこそブルーモスクであると言っていいぐらいの貫録があった。

 アジアとヨーロッパを分ける南北約31kmのボスホラス海峡クルーズを楽しんだ。
 写真はオスマン帝国時代の城壁でわずか4か月で造り上げたとされている。

 イスタンブールに2連泊

 13日目

 これが本当のブルーモスク

6本の尖塔で有名なスルタンアフメット・ジャーミードーム内部に飾られた青い花柄のイズニックタイルとステンドグラスの光があまりにも美しいことから「ブルーモスク」と呼ばれている。(残念ながらドーム内の写真は撮れなかった。)

 ビザンチン帝国時代の360年、キリスト教の聖堂として建てられた。
オスマン帝国が征服した後はイスラム強のモスクとなった。
ドームは世界最大級といわれている。
トピカブ宮殿
 オスマン帝国の皇帝が約400年にわたって居城とした。
宝物館には柄に3つの大きなエメラルドをはめ込んだ黄金の短剣や86カラットのダイヤモンドを見て、眼の保養をした。
 トルコの旅は今日で終わり11日間でバスの走行距離は約3300kmにも及んだ。
 参考に北海道から沖縄まで直線で約3000kmなのでそれ以上走ったことになる。

ホテルはキザ
 
 14日目

 巨大なピラミッド群に驚愕
ギザで最も大きな(写真の右端)のクフ王のピラミッドのなかへ入場。
 クフ王、カフラー王、メンカフラー王の3つのピラミッドが同時に見れるパノラマポイントでラクダとともに写真を撮った。

 カフラー王のピラミッドとスフィンクス

 今回は15日間の長旅にしては天気にも恵まれ、終わってみればあっという間の楽しい2週間でした。