旅行記

修験道の山を歩く
2012.9.27

 某旅行会社が主催する里地・里山歩きの日帰りバスツアーに参加しました。
 テーマは修験道の山を歩くということで、鳥取は三徳山の「投入堂」に参拝登山です。
 ほとんど山歩きしていない夫婦にとってちょっと不安です。
 写真は登山する前に立ち寄った宿坊(輪光院)です。

 
登山道に入る前の宿坊(輪光院)に入ると玄関前に可愛らしい干支の石像が安置されていました。
 宿坊にて頂いた精進料理は期待以上に美味しかったしボリュームがあった。
 この写真に登場していないとち餅の汁とかぼちゃ入りのご飯と野菜のてんぷらが次々とお膳に並びました。

 

 少し休んだ後、いよいよこれから登山するに当たって安全祈願のため、数珠を廻した。

 本堂に入る前にの石段がでこぼこになっていた。
なんと大勢の人がこの石段を登ったのだろう?
 本堂で無事怪我をせずに登山できるように安全祈願した。
 手を差し伸べているのが同行した山岳ガイドの清水先生です。
 本堂を過ぎて、現地ガイドの人が注意事項を説明
靴のチェックがあり滑りやすい靴はわらじを500円で購入して履くことになる人も何人かいました。
 実は私も靴底が平らだったので生まれて初めてわらじで登山しました。
 山に入ってすぐ千年杉が迎えてくれました。
 とにかく、道なき道を登る。今回山岳ガイドが現地の人を含めて3人いて、ツアー39名をアシストしてくれたので心強かった。
 危ない所は先回りしてここに右足を置いてと丁寧なガイドで助かりました。
 途中、大きな岩を登る「クサリ坂」は登らず危険を回避迂回した。
クサリ坂に聳え立っているのが文殊堂で清水寺のミニチュアのようだった。
 山歩きしていつも思うのだが、大きな岩が目立つ。火山の噴火の置き土産にしては自然の力に驚かされる。
 鐘楼堂は大きな岩の上に建っていた。

 観音堂にて、3班に分かれて投入堂に向かった。
 狭い山道でおまけに下は絶壁なので、写真を撮ろうとして人をよけただけで足を滑らせて落ちた人がいるそうです。
 いよいよ、投入堂の手前まで、実際に次にこのお堂に入れるのは62年後に抽選にて入れるそうです。
 こんな絶壁で近づく道すらない垂直な崖に、浮かぶとも建つとも表現しがたい優美な姿に感動した。

 登れば当然降りなければならない。
登るときよりも降りるほうがスリル満点。
 特に慣れないわらぞうりはきつかった。
 大人数(ガイドさんを含めて43名)での登山は安全確保に時間がかかり3時間の予定が4時間近くも費やした。
 登山の後、三朝温泉で汗を流して無事全員楽しく旅行を終える事が出来た。