ネットワークオーディオシステムの構成
(2014.06.24)
SYSTEM

VortexBox 2.3も連日のアップデートにより安定度が格段に向上し、すっかり我が家のメインプレーヤーになってしまいました。この取り組みも一段落したことでもあり、現在の我が家の構成をまとめておきます。

1.ネットワークシステム

100Mbitの光ファイバーを宅内に引き込みルーター経由で各部屋に分配してます。私の部屋には1000Mbitのハブを設置してあり、パソコン-サーバー間のファイル転送の高速化を図っています。別室には無線アクセスポイントを設置して、タブレットやスマホ、ノートパソコンなどを利用できるようにしています。

2.ミュージックサーバー

このコラムの主役であるVortexBox 2.3を使った自作Linuxサーバーです。ATOM D2700という非力なCPUを用いているのですが、CDリッピングの速度を除けば極めて優れたパフォーマンスを示します。VortexBoxで用いられるFLACファイルのエンコードはかなり負荷の掛かる作業なので、CDリッピングは次に述べるメインパソコンに任せるようにしています。
ストレージには2TBのハードディスクを搭載し、5000枚程度のアルバムを収容することが可能です。制作費は約3万円でした。

3.メインパソコン

CDのリッピング、タグの取得・修正、ファイル形式のコンバートなどを行うAMDの6コアCPUを採用した比較的強力な自作パソコンです。ネットワーククライアントとしても機能し、foobar2000やMediaGoをプレーヤーとして利用することが可能です。
サーバーのデータファイルのバックアップは、このパソコンに搭載した2TBのハードディスクを用いるようにしています。

4.DAC

ToppingのD2というヘッドフォンアンプ付の中国製DACです。日本製の高品質パーツを多用し音質の良さには定評があるものです。フォーマットはS/PDIFを用いれば96kHz-24bitまで再生が可能です。円高の時に1万円強で購入しました。
後継機としてD3が発売されていますが、こちらは192kHz-24bitの再生が可能になっています。
図に示すように、サーバーは光ファイバー、メインパソコンは同軸ケーブルで接続しています。

5.タブレット

VortexBoxはGUIを持たないシンプルなOSなので、操作はクライアント側で行います。現在はタブレットを使うようにしています。AmazonのKindleFire HD(初代)という7型タブレットで12800円で購入しました。
使っているアプリはVortexBox内蔵プレーヤー(SqueezeLite)を使う場合にはOrangeSqueeze、Squeezer、汎用DMCとしてはAudionet Music Manager、Bubble-uPnPあたりがVortexBoxの優れたパフォーマンスを生かすことが出来るようです。

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