イオニザシオン
エドガー・ヴァレーズ(1931)

古典的なクラシック音楽に疲れたら、たまにはこんな音楽を聴いてみるのも良い。
現代音楽の範疇に入るのかもしれないけれど、ひとつひとつの音が粒立ち、有機的にからみあう。
これを聴くと、ベートーヴェンやブラームスの音楽が、いかに限られた音で構成されているかがよくわかる。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」を聴ける人なら、たぶん大丈夫だよ。

ZUBIN MEHTA ズビン・メータ指揮
ロスアンジェルス・フィルハーモニック
ロスアンジェルス・パーカッション・アンサンブル *
1972年録音 K18C-9143 LONDON

1.ARCANA
2.INTEGRALES
3.IONISATION *


エイリアンが下から突き上げてくる白い玉を吐き出しているイメージだろうか。
それにしては、上の玉が空中で静止してる感じだし、断末魔のうめきのようにも見える。
PIERRE BOULEZ ピエール・ブーレーズ指揮
ニューヨーク・フィルハーモニック
1975年録音 CBS 76520

1.AMERIQUES
2.IONISATION
3.ARCANA

幾何学模様を組み合わせたシンプルなデザイン。
ハンガリーの作家 Moholy-Nagy(モホリ−ナジ、1894-1946)の作品である。


双方とも1970年代の録音だが、おそろしく音質がよい。こういったジャンルの作品はレコーディングエンジニアも相当気合いを入れて取り組むのであろう。
LP時代には、このようにジャケットデザインに力を注いだプロジェクトが多くあった。30cm角のスペースにひとつのアートを実現しようとしていたのだ。
12cm角のCDでは、それは望むべくも無い。

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