
最近急にラヴェルのピアノ曲が聴きたくなって、市内のCDショップを物色していたところ、見つけたのがこのアルバム。ラヴェルのピアノ独奏曲全集で、CD2枚に収録されている。LP時代にはサンソン・フランソワの演奏をよく聴いていたのだが、たまには違う演奏家で聴いてみたくなった。何種類か並んでいる中で、ひときわ目をひいたのがこのアルバム。
ジャケットに用いられているのは、ジョン・エヴァレット・ミレイのオフィーリア。シェークスピアの戯曲『ハムレット』のヒロイン、オフィーリアの最期の場面を描いた作品です。
ラヴェルのピアノ曲との関連から言えば、むしろベラスケスの王女マルガリータの方が似つかわしいと思うのですが、いかがでしょう。もちろん「亡き王女のためのパヴァーヌ」をイメージしてのことです。
このアルバムを聴いて感じることは、ラヴェルの音色って、なんてキラキラして綺麗なんだろうということ。廉価版ながら録音は優秀だし、演奏も文句なし。輸入盤を扱っているお店なら、入手は難しくないと思います。断然おすすめです。
(Jun.2006)