ペトルーシュカ
ストラヴィンスキー(1911)

ペトルーシュカ

レナード・バーンスタイン指揮/
ニューヨークフィルハーモニック
1969年録音 SOCL 88-CBS SONY

このジャケットのデザインの特徴として、左右見開きの両面を連続してデザインされているところにある。中の解説も写真の向きと同じ方向に書かれている。
道化人形「ペトルーシュカ」の哀愁がよく表現されたデザイン写真かと思う。

バーンスタインの指揮は、いかにも手慣れた感じで、躍動的でありシンフォニックである。


「火の鳥」に続いて作曲された3大バレエ第二弾。
ロシアの謝肉祭を背景に、人形でありながら、なまじ人間の心を持ったため、残酷な運命へと引き込まれるペトルーシュカの哀愁を描いた作品である。
ピアノと打楽器が効果的に用いられた作品で、ストラヴィンスキー自身の手によって、ピアノ独奏曲にも編曲されている。
尚、この演奏はストラヴィンスキーがアメリカに渡ってから作成された1947年の改訂版で、3管編成により演奏される。フランス時代のオリジナル版(1911)は4管編成である。ピアノ版も含め3種類を聞き比べるのも良いであろう。

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