カルミナブラーナ
オルフ(1935-36)
カルミナブラーナ
マイケル・ティルソン・トーマス指揮/クリーブランド管弦楽団
1974年録音 MX33172 米コロンビア
オリジナルの作品はこちら

ジャケットにボッスの『悦楽の園』が用いられている。
それにしても、細かいですよねぇ...よく描いたなぁ、って感心します。
ボッスの作品て、どこか幻想的なのに異端的で...中世から近代への混乱期だからこその雰囲気でしょうか??(情報提供 mariさん。いつも有り難うございます。)

「カルミナブラーナ」はオルフの世俗カンタータ3部作の内、最も有名な1曲。
バイエルン州ボイロンのベネディクト教団修道院から発見された13世紀の古い詩撰集に触発されて作曲された。ラテン語、古代ドイツ語、古代フランス語で書かれたこの詩撰集は酒、女、恋などを扱ったきわめて奔放なものである。
最初の曲"O Fortuna"(おお、運命の女神よ)はパーカッションが原始的なリズムを刻む印象的な曲である。最近はTVCMなどでも使われ、お聴きになった方もおられるかもしれない。

ティルソン・トーマスの演奏は、ことさらに迫力を強調することなく、繊細さに満ちた好ましいものである。

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