
学生時代、僕の下宿に1枚のお気に入りのレコードがあった。クラブの後輩が買ってきてそのまま置いて帰ったものだ。「聴きたくなったらまた来ますから・・・」 そして卒業と同時に僕の手を離れて行った。
10年ほど前、中古レコード店で偶然見つけた。ジャケットの少女と共に、若かりし日々の思い出が鮮やかによみがえってきた。
井上陽水が歌ってヒットした「白い一日」を含んだアルバム。それぞれの曲の間を「落書」という小品で切れ目無く綴った意欲的な構成である。細野晴臣、井上陽水、高中正義などがセッションに参加し、それまでの小椋佳のアルバムとはがらっとサウンドを変えている。
小椋佳は「白い一日」の中でこう歌っている
この部分、陽水は持ち込めればと歌っている。
うっかりだろうか、それとも意図的にそうしたものか?
二人のアーティストの感性の違いが伺われて興味深い。