
石版に天使のレリーフが施されたデザイン。緑のグラデーションを背景にして静かな雰囲気を醸し出している。
マーラーの4番の交響曲は、彼の作品には珍しく、威嚇や世紀末の絶望を感じさせないやさしさに満ちた作品となっている。第4楽章のソプラノ独唱は、まさに天使の歌声のようであり、敬虔な祈りが天まで届きそうなさわやかな牧歌となっている。
マーラーを聴いてみたいと思っておられる方は、まずこの曲から入るのがよいであろう。
ジョージ・セル率いるクリーブランド管弦楽団は、精妙なアンサンブルに加え、透明な響きでこの曲の美しさを引き出している。セルのマーラーというとあまり評価されていないようだが、一聴に値する演奏かと思う。