
ドヴォルザークの交響曲といえば、8番と9番が群を抜いて有名なのであるが、今回紹介する7番の交響曲は後の2曲と比べて民族的色彩が強いように感じられる。
この曲はシベリウスの後期の交響曲に、どこか通じるものが有るような気がする。
セルのドヴォルザークと言えば、最晩年にEMIに録音した8番の交響曲が空前絶後の超名演であり、セルにあるまじき?豊かで開放的な響きに魅了された方も多いことであろう。
この7番はその名演に先立つこと10年ほど前に録音されたもので、セルらしく緻密なアンサンブルで手堅くこの曲をまとめている。
ジャケットはプラハの市街を俯瞰で描いたもの。
ジョージ・セル自身の所蔵品であった。
(Jan.2000)