古楽への誘い
archiv festival
グレゴリオ聖歌からバッハまで
MA9901 グラモフォン(アルヒーフ)

独グラモフォンには”アルヒーフ”という西洋音楽の成り立ちからバロックまでを専門に扱うレーベルがある。いわゆる”古楽”というジャンルであるが、モーツァルト以降の聞き慣れた音楽と違い、素朴な響きの中にも西洋音楽の原点を感じさせる新鮮な驚きがある。
このレコードはそういった音楽の中から、いわゆるさわりを集めたサンプラーであるが、ジャケットの美しさで印象深い一枚となっていた。なにかの壁画にでも描かれているものかと探索していたところ、山口美佐さんより、シュテファン・ロッホナー(1400-1451)の『ばら垣の聖母』の左下隅に描かれている、ポルタティーフオルガンを演奏する天使だと教えていただいた。

この絵はミサ曲やオラトリオなど、聖母マリアにちなんだものや、クリスマスに関係する古楽系の宗教音楽のジャケットによく使われます。
元の絵は、幼子のイエスを抱き、芝生の上に座っているマリアの回りを、小さな天使たちが囲んでいて、特に足下に座った天使たちはポルタティーフオルガンやリュート、ハープなどを手にして音楽を奏でている、といった図柄です。

古楽については美佐さんのStock Bookに詳しいので、あえてここで述べるまでもなかろう。

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