パソコン再生
(2004/01/19)

 新たに製作したコンパクトパソコンを娘にプレゼントした結果、それまで娘の使っていたパソコンが手元に戻ってきた。Duron700MHz、 SD-RAM256MBという既に2世代ほど前のスペックのため、もう使い道は無いなぁと思っていた。また昨年メインマシンのパーツを立て続けに交換した ため、CPU、グラフィックカードなどのパーツが余っている。マザーボードとメモリを買ってきて、もう1台組んでしまおうかなぁなどと良からぬ妄想が脳内 を駆けめぐったりもしていた。

kojiro 現在のマザーボードはギガバイトGA-7ZX-1 (Rev1.0)というFSB100MHzのAthlon Thunderbirdまでしか対応していないもの。手持ちのPalominoコア1700XPは全く認識してくれない。Rev5.0以降だと Palomino対応BIOSが発表されているのだが、手持ちのリビジョンはメーカーからも見捨てられた存在だった。ま、念のためにと最新BIOSをチェックしてみると気になる記述が有った。Rev1.XでAthlonXP2200+ /Duron1.3GHzCPUサポートしているように読める。早速ダウンロードして試してみると、ちゃんと起動しAthlonXPとして認識するではな いか。もちろんマザーの定格がFSB100MHzまでなので、AthlonXP 1700+本来の133x11倍の1466MHzでは使えない。100x11倍の1100MHzで使うことになる。それでもこれまでの Duron700MHzに対して2倍近い性能向上である。
HDBENCHで比較してみると、

【Duron700MHz】
Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
28305 34483 13708 16378 20154
【Athlon1100MHz】
Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW
48342 56845 16015 20068 22816

 SuperPIの104万桁を計算させて見ると2分を切る。これはINTELで言えばCeleron2.0GHzに匹敵するスコアだ。ま、メインマシン の2800+(Barton)だと1分を切るので、演算性能で言えばメインマシンの約半分ということになる。使ってるメモリはPC-100のSD-RAM なのだがこれをPC-133で使ってみると明らかにメモリアクセスが向上する。ただし手持ちのメモリを3スロット一杯に差し込むとPC-133の設定では 起動してくれない。この場合4バンクまでという制限があるようだ。PC-100設定だと6バンクまで認識してくれるようなのだが。ま、少しでも速いほうが 気分がいいので現在は4バンク256MBで使っている。

 さてこのマシン、現在僕が仕事で使ってるマシン(Celeron400MHz)の約3〜5倍の処理能力が有る。遊ばせとくのはもったいないので、仕事場 に持って行って使ってみようかとも思ったのだが、個人のパソコンはネットワークに繋がせてくれないとのこと。だったらもう少しまともなマシンを買ってくれ ればよいのに。ま、仕方ないからこのマシン、メインマシンになにか有ったときのバックアップとして置いておくしかあるまい。時間が経つにつれ陳腐化し、い ずれはゴミにしかならないのだからなんとも勿体ない話だ。Linuxでも入れて遊んでみようかしらん?

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