自然の泉平成10年(1999)裁判

4.jpg

現代社会には物があふれ、人々の価値観は物によって左右されています。こころではなく物によって幸せをはかるときこころは荒廃して、人は幸せの中にいながら幸せをあじわえなくなります。信仰はこころのオアシス、荒廃したこころに一点の光明をもたらす救いとなります。しかし、見識に導かれた信仰は救いですが、盲目的信仰はアヘンとなります。

平成10(1999)月9日 被告浅尾法灯側証人として一家が熱心な信者である斉藤泰嘉氏(現 筑波大学教授)が証言台に立たれました。その証言台において、出版局員が浅尾法灯によるホモ行為強要により退職した事実があることを知らされ、広島の原告弁護士からあなたにお聞きしますが、浅尾氏を神仏と信じているのに、その相手から自分はホモでもないのにホモ行為を強要されたら裏切られたとは思いませんか」と問われ「そのような事は考えたこともありませんので、そのときでないと返答ができません」と答えている。さらに「あなたがそういう立場にたったら裏切られたとは思いませんか」と、浅尾法灯のホモ行為によって青年部員が苦しんできたことを告げられている。ところが、それから後の斉藤泰嘉氏と家族のとった行動は「エー …」と只々驚くばかりでした。

m2.gif

告訴の理由

浅尾法灯は「福祉の理想郷・般若の里」の建設をかかげ、 会員にむけて 建設の為の資金として「まごころ協力」を呼びかけ、「100万円だした人は無条件で老人ホームにはいれるのです。病院付きの老人ホームですよ、年をとっても何の不安もない老後が待っているのです。」といいました。
浅尾法灯は「まごころ」をいくらだしたか金額によりA・B・C・Dにランク付けしました。
講演会は「乞食でも10万円くらいは持っている時代だぞ、たったの10万円もだせんのか。一人の座り分が10万円だ」の文句から講演会ははじまりました。

「いまから病気など問題のあるやつは手をあげよ親光泉(病気を治すというパワー)をいれてやる」と会員によびかけて手をあげさせて、立たせると「体が熱くなるから熱くなったら手をあげよ」といってパワーをいれるかっこうをしました。しかし一向に「熱くなりません」という人がいると、「おまえの『法灯の間参加カード』はAか、いくら『まごころ』をしているのか」と聞かれ、100万円以上だしたAでないとばかたれが、まごころもせんと病気が治るか」と満場の会員のなかで怒鳴りあげられました。

浅尾法灯は講演で「アスワン山荘も病院も私が建てた、私が経営している」といいました。さらには「病院の設備にはお金がかかるものです、頭をちょっと入れるだけの器械が何億円ですぞ」ともいいました。会員は、浅尾法灯のこの言葉に「施設の柱一本、釘一本まで私たちのまごころで建てられたのだ」と思いました。
ところが実際は違っていました。建設されたのはどこにでもある病院と軽費老人ホームでした。「会員のための老後の別荘を会員のまごころで建てるのです」という、浅尾法灯の呼びかけとはまったく違うものでした。

会員は「全国感泉で夜も眠られない程に会員のために苦労しておられる」と、浅尾法灯の言葉を信じ、着るものも着ず、食べるものも食べずに「まごころ」にだし、「お礼」をしたのでした。浅尾法灯がゲイバーめぐりをして、芝居三昧、果ては青年部員や編集部員へホモ行為の強要をしていたばかりか、病院や老人ホームには資金と土地を一部融資し貸し付けただけと分かっていれば、「まごころ」協力は決してしませんでした。

宇部第一病院の理事は世間や医師会にははっきりと「病院は自然の泉とは関係はありません。融資を受けたのは理事会長個人であり病院ではありません」と断言しています。浅尾法灯が壇上で掲げた「理想郷」とはかけ離れた現実でした。

壇上で人の道を説き、青少年教育を掲げ、しかし、裏では若い会員の青年部員や編集局員がワイセツ行為のターゲットにされてきました。

宗教を信じてだしたお金は、裁判をしても取り戻せないといわれていますが、世間の皆さんに真実を知っていただき、何も知らずいまだにお金をだし続けている現会員の方たちに、一石を投じる波紋になればと、自然の泉を告訴したのです。  s6.gif 10年裁判告訴理由を詳し

e.jpegg.jpg


平成10年(1998)8月 裁判所に提出された「訴状」 「原告陳述書」

原告陳述書を確認したい方は「脱会した会員の声・原告陳述書」を


s6.gif脱会した会員の声 裁判所に提出された  原告陳述書

   裁判がはじまると「でたらめ」「ねつ造」の数々が !

・裁判所に提出の「陳述書」の中でも次々とでたらめ

浅尾法灯は「まごころ返還」の裁判がはじまると、この裁判は「和解金請求訴訟」裁判で負けた奥田が腹いせにおこしたものだといいはじめました。さらに何がなんでも「青少年へのホモ行為強要の話はもと出版局長の奥田氏がつくったでたらめ」にしようとしたのでした。 
s6.gif平成13年(2001)8月提出浅尾法灯陳述書

青年部員や編集部員へのホモ行為強要を抗議されると

浅尾法灯は青年部員や編集部員へのホモ行為強要を非難されると会員には「でたらめ、金を脅し取ろうと作り上げたでっちあげ」といいながら、裁判所へは「ホモは市民権を得ている。しかも時効だ」と反論したのです。  s6.gifわいせつ行為の反論


証言台にたつとでたらめのオンパレード

浅尾法灯は平成13年(2001)8月28日山口地裁の証言台にたちました。その証言は30年間壇上で会員に怒鳴り上あげていい続けてきたことをすべて「いっていません」「夢です」「知りません」の、でたらめのオンパレードでした。「まごころ返還請求」の裁判は民事裁判ですから、何をいっても証言のうらをとりません。ましてや宗教でだした「まごころ」の返還請求ですから、弁護士の見解も「難しい」とのことでした。壇上で「人間勉強」を説く浅尾法灯の人間性の真実が知られた証言でした。 s6.gif平成13年(2001)8月28日浅尾法灯証言

・自然の泉会員陣川清治・裁判で「でたらめ」

浅尾法灯は裁判において被告証人の陳述書を提出しました。ところが、会員の陣川清治は陳述書の中で「義母は自然の泉を脱会したのは、もと出版局長の奥田らに惑わされたせいで、生きる支えとしていた自然の泉の教えから離れ、寂しそうにしている義母を見るのが辛くてなりません」とまったくのデタラメを書いたのです。奥田氏は陣川清治の義母と会ったこともありません。

・判決文を利用して「ホモ行為強要はありもしないでたらめ」
         と「わいせつ隠し、さらには「恐喝された」とねつ造

浅尾法灯は平成11年(1999)7月、平成9年裁判の判決がでると、30ページもある判決文の表紙と最後の自分に都合のよいページだけをコピーして、「出版局の職員が……法灯先生のありもしないスキャンダル話を広めるなどと威迫して(以下省略)恐喝ともいえる不祥事が発生しました」と印刷して「ご報告」を会員に配布したのです。裁判では平成5年退職した編集部員3名にホモ行為の償い料2400万円を支払ったことを認め、判決では「恐喝したと認められない」との採決がおりているにも関わらずにです。
また平成14年6月にも「お知らせ・明るいニュース」と記した封筒にいれた「法灯先生 全面完全勝訴」と記した文が会員に郵送されました。「裁判に完全勝訴、よって街宣車あるいは情報手段(ホームページのことと思われる)による誹謗、中傷は、全くありもしないでたらめでっちあげであることが裁判でも証明されました。」と配布するなど、浅尾法灯を人生の師と仰ぐ青少年へのホモ行為強要を「でたらめ」にしようとのねつ造がおこなわれました。  s6.gif「明るいニュース」 s6.gif平成10年(1998)3月18日ホモ行為に関する浅尾法灯証言

・「裁判に全面完全勝訴」だから浅尾法灯の潔白が証明されたと

浅尾法灯は「償い料支払い請求裁判」と「まごころ返還裁判」の判決を引用して、「完全全面勝訴しましたこれにより、浅尾法灯の潔癖が証明されました」と会員に流布し、さらには自然の泉機関誌の「雑感」のページに「先生の無実が証明された」という会員の寄稿文を掲載するなど、30年間青少年にしてきたホモ行為強要を隠ぺいしようとつぎつぎに、作り話をねつ造したのです。
平成9年(1997)の裁判での証言では以前退職した編集部員3名にホモ行為の償い料を支払ったことを認め、平成10年(1998)の裁判では、弁護士から「あなたを人生の師と信じてる青少年があなたからホモ行為を強要されたら、かれらがどれだけ苦しむかわかりますか」と厳しく叱責されて「はい、わかります」とこたえているのに、です。 s6.gif「全面完全勝訴」

・裁判 判決       s6.gif判決を解説し検証