自然の泉告訴した理由 2





わいせつ行為を暴く・自然の泉被害者の会制作

編集部員が全員退職したと聞き告訴を決意

皆の意志をうけて法律事務所にいく

平成9年(1997)2月14日突如編集部員が全員退職したという話に、心あるものはその理由に思い当たりました。浅尾法灯の青少年へのホモ行為は密かに知られていたことで、「やっぱりか」と確信したものは多かったのです。編集部員から退職の理由を確認するとともに、浅尾法灯が壇上で呼びかけていた「まごころ協力」や本庁事務局の者たちの金の使い方など、うわさとして聞いていたでたらめが真実だと分かるとともに、「許せない」という者があらわれ、退職したばかりのもと出版局長であった奥田氏に「告訴できないものか」と相談にいき、その意をうけたもと編集部員の奥田氏とO氏とM氏、もと青年部長のS氏が「告訴」のために山口市にある法律事務所をたずねたのでした。




浅尾法灯が「老後の別荘」「福祉の理想郷」と称して建設された、病院(左)と老人ホーム(正面)ですが、病院付きの老人ホームでもなければ、浅尾法灯が「皆さんがだしたまごころで皆さんの老人ホームを建てるのです」といった、会員のための施設でもありません。どこにでもある普通の老人ホームと病院でした。

壇上から浅尾法灯が呼びかけた「まごころ」協力

浅尾法灯は「福祉の理想郷・般若の里」の建設をかかげ、 会員にむけて 建設の為の資金として「まごころ」をだすことを講演のたびに呼びかけました。浅尾法灯は「皆さんのまごころで皆さんの老人ホーム、病院を建てるのです」「まごころ協力」を呼びかけ、「生命保険よりも確かな安心です。百万円だした人は無条件で老人ホームにはいれるのです。病院付きの老人ホームですよ、最近は親が子供をすてる、子供が親をすてる時代です。しかし、自然の泉の光友(会員のこと)は違います、年をとっても何の不安もない老後が待っているのです。」といいました。
浅尾法灯はなににつけ「まごころ」をいくらだしたかで、すべてを差別しました。だした者には「法灯の間参加カード」が渡されますが金額によりA・B・C・Dにランク付けされました。
講演会は「乞食でも10万円くらいは持っている時代だぞ、たったの10万円もだせんのか」の文句から講演会ははじまりました。
3万円をだして受ける、浅尾法灯に相談する「電話質問」もいきなり「おまえはAかBかCか、いくらまごころをしているか」ときかれ10万円より少ないと「たったそれだけかばかたれが」と怒鳴り上げられガチャンと電話をきられました。


講演会では「いまから病気など問題のあるやつは手をあげよ親光泉(病気を治すというパワー)をいれてやる」と会員によびかけて手をあげさせて、立たせると「体が熱くなるから熱くなったら手をあげよ」といってパワーをいれるかっこうをする。しかし一向に「熱くなりません」という人がいると、「おまえの『法灯の間参加カード』はAか、いくら『まごころ』をしているのか」と聞かれ、100万円以上だしたAでないと「ばかたれが、まごころもせんと病気が治るか、皆さんこれですよ、金もださん恥知らずですよ」と満場の会員のなかで怒鳴りあげられました。それでも、救われたい思いの者は縋りつくしかありませんでした。


浅尾法灯は講演で「アスワン山荘も病院も私が建てた、私が経営している」といいました。さらには「病院の設備にはお金がかかるものです、頭をちょっと入れるだけの器械が何億円ですぞ」ともいいました。会員は、浅尾法灯のこの言葉に「施設の柱一本、釘一本まで私たちのまごころで建てられたのだ」と思いました。


救われたい思いに「まごころ」をだす会員もいましたが、しか、多くは浅尾法灯の理想郷建設に賛同したからでした。また浅尾法灯の人類救済に全国をまわり夜も眠らない」という言葉を信じ、「全国感泉で夜も眠られない程に会員のために苦労しておられる」と、浅尾法灯の言葉を信じたからこそ、怒鳴られても、罵倒されても、会員は着るものも着ず、食べるものも食べずに「まごころ」にだし、「お礼」をしたのでした。浅尾法灯がゲイバーめぐりをして、芝居三昧、果ては青少年にわいせつ行為をし、病院や老人ホームには資金と土地を一部融資し貸し付けただけと分かっていれば、「まごころ」協力は決してしませんでした。


また、「徳積み」といって何百冊も書籍が出るたびに買わされました。ベストセラーにするために膨大な書籍が自然の泉で購入されて本部の倉庫にいまだに山積みされています。これらはすべて会員の血の滲むような浄財です。


宇部第一病院は世間や医師会にははっきりと「病院は自然の泉とは関係はありません。融資を受けたのは理事会長個人であり病院ではありません」と断言しています。


浅尾法灯の都合のよい金集めのでたらめで、しかも、「人間として正しい生き方に目覚めることが救いの一歩です。」「法灯は青少年を育てるのが生き甲斐です」と語り、人の道を説き、青少年教育を掲げ、多くの会員を集めてきました。しかし、現実の浅尾氏とその取り巻きの人たちの生活は宗教家らしからぬ、全くの逆で、若い会員の「青年部員」や「出版局員」がワイセツ行為のターゲットにされてきました。


このような、浅尾法灯の言動は、純粋に宗教を信じる者への裏切りであり、さらには、青少年を踏みにじる犯罪行為です。しかも、編集部員が浅尾法灯にあきれ果てて自然の泉を脱会、退職すると「キリストは弟子に裏切られました。法灯がまさにそうなのです」と自分がやってきたホモ行為の強要を「編集部員がお金を取る為に仕組んだでっちあげだ」と罪をなすりつける有様に、宗教を信じて出したお金は、裁判をしても取り戻せないといわれていますが、世間の皆さんに真実を知っていただき、何も知らずいまだにお金をだし続けている現会員の方たちに、一石を投じる波紋になればと、浅尾法灯を告訴したのです。