いずみ病院建設呼びかけ

わいせつ行為を暴く・自然の泉被害者の会制作

泉病院で親子三代、生きがいのある生活を送る場が“般若の里”

裁判では「いったことはありません」とすべてを否定した浅尾法灯

「般若の里」建設の呼びかけには「病気になったら無料で入院して治療が受けられる」と説明し、100万円「まごころ」をすれば無条件で入居できるといっていた浅尾法灯。「生命保険よりも確かな安心が般若の里・理想郷なのです」と壇上で呼びかけた。しかし、裁判の証言台では「夢です。夢をいったんです」とすべてを否定して、「まごころをだせと、いったことはありません」と証言。

自然の泉機関紙・昭和49年(1974)8月15日号

自然の泉機関紙・昭和50年(1975)4月15日号

この寄稿文の中で大野氏は「その理想的な老人ホームの内容にふれてみますと、先づ第一は、一般の老人ホームでは過去の生活体験が違う老人が雑居しているので心理的に好ましくないと云われていますが“自然の泉”で同じ人間勉強をした光友同士ですから、共通した心情の人々の集った共同生活であるということです。 ―省略― 一般の老人ホームは病気になったら追い出されますが、“般若の里”は病気になったら無料で入院して治療が受けられ、治れば又ホームに帰って働くことができます。 ―省略― 親子三代、家族ぐるみで、光友ぐるみで交流を深め、生きがいのある生活を送る場が“般若の里”なのです。」と語っておられます。

平成13年(2001)8月28日・山口地裁での・浅尾法灯証言
 
 
((原告弁護士の「昭和五十年四月の自然の泉の新聞に大野先生が『一般の老人ホームでは過去の生活体験が違う老人が雑居しているので心理的に好ましくないと云われていますが“自然の泉”で同じ人間勉強をした光友同士ですから、共通した心情の人々の集った共同生活ができる』とかいって、『“般若の里”は病気になったら無料で入院して治療が受けられる』と書いてありますね」の問いにこたえて)・これは大野先生が自分の夢を語られたのです。タイトルに老人センターの夢と書いてあるでしょ。わたしの夢ではありません。
(原告弁護士の「しかし、大野先生も般若の里建設委員のメンバーでしょう、一緒に夢を語ったのではないのですか」の問いにこたえて)・いいえ、大野先生が自分の夢を語られたので、わたしの夢ではありません。
 
原告弁護士の「しかし、昭和四十九年八月の自然の泉の新聞に、あなたは般若の里の説明に『私たち光友は、現実面からも老後は何の不安もなくなく送れることが約束されたのである』と書いていますよね」の問いにこたえて
浅尾法灯・それも夢を書いたんです。その頃は原田さんがまとめたんですが、原田さんが書いたんです。
 
原告弁護士の「では、まごころをすれば無償で入れる。無料で診療が受けられるというのはあなたの夢だというのですか」の問いにこたえて
浅尾法灯・そう、夢です。
 
原告弁護士の「自然の泉の新聞には、まごころ呼び掛けの初めの頃には病院のことを『いずみ病院』と書いていますね」の問いにこたえて
浅尾法灯・これも夢です。
 
原告弁護士の「老後は自然の泉が責任をもつと書いていますが、これも夢ですか」の問いにこたえて
浅尾法灯・はい、夢です。夢を語ったのです。
 
原告弁護士の「ウベニチ新聞に五十億で完成すると書いてありますが、これだけかかったんですか、さらに、光友の浄財ですべてを建てるどこからも援助はうけつけないとも書いてありますが」の問いにこたえて
浅尾法灯・それだけかかっていないでしょう、よく覚えていません。五十億という金額はウベニチ新聞社が書いたんです。
 
原告弁護士の「では新聞社が勝手に書いたんですね」の問いにこたえて
浅尾法灯・はい、新聞社は半端な数字はきらいで五十億とか書くんです。
 
原告弁護士の「しかし、あなたの著書である『人生に行詰まりはない』にもまったく同じことが書いてありますよ。あなたの著書ですよ、先ほどということが違うではありませんか」の問いにこたえて
浅尾法灯・えー、これは夢です。