一片の氷心  ← 日記サイトへ

 これは,唐詩人の王昌齢の「芙蓉楼にて辛漸を送る」の中の一句で,友人を見送った時の心情を詠ったもの。
  もし南京の王昌齢(自分)の消息をかの地で聞かれたら,「一片の氷心,玉壷に在り」・・・
(澄み切った一片の我が心だけは,玉の壷にあるみたいに健在だよ)と伝えてくれ,という意味です。
 王昌齢は西暦8世紀前半の唐代の気鋭の詩人でありましたが,生涯ついに志を得ぬままに,一介の地方役人として不遇な人生を送り,最後は人に殺されて終わった詩人です。
 この一句にこめられた彼の悲しみ,自恃,清冽に思いを致し,この欄の題名とします。

 

 

 

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