筝(こと)をならう59
十五ヶ月目三回目の稽古である。
今日は幸運にも先輩が稽古なさるのを見学する。さすがに間違えたりはないし、ちゃんと曲としての稽古である。
当たり前といえば当たり前である。私とはレベルが違いすぎる。
筝に触れて既に十数年の先輩である。
稽古の時には師匠宅の筝を借りて稽古するので、先輩の演奏する筝と私が演奏(といってもいいレベルなのか?)する筝は同じである。しかし今日はその音色がまったく違うことに愕然とした。
やはり奏者によって音色はますます磨きがかかるのである。
先輩の稽古の間、私は筝が私のほうを見てにやりと笑ったような気がした。
その後稽古していただいた。弦間違えは多いし散々である。
初めての二筝であるがとても一筝を聞く余裕がない。
その上普段家で調弦している柱の位置がずいぶん違っていたらしく
それだけで押しの場所が変わってしまうので面食らってしまった。
まだまだとても「詞心」には届かない。