対丈の着物の話(ききがき)
着物を普段着にしていた人の話しを聞きました。
そろそろお孫さんがいるかもしれないくらいの方です。
まだ仕事を現役でしておられるのですが
朝起きて仕事に行くまで、仕事から帰ってお風呂にはいって寝るまで
ついたけの着物に付紐でその上に上っ張りや袖なしできていたそうです。
最近では膝をいためたということでズボンでお過ごしなのが残念です。
下着はどうしておられたのでしょうか。
他の方もいらっしゃったのでそこまでお聞きできなかったのですが
日頃のお話しでは、よそ行きの着物でも長襦袢は着ないで
半襦袢と裾よけをお使いなので、案外そうだったかもしれないし、
木綿の着物を洋服用の下着の上に着用だったのかもしれませんね。
朝起きるとさっと対丈の着物を羽織り、付紐を結んで
その上に上っ張りをして家事をするのだそうです。
対丈の着物は夜寝るときにはさっと脱いで布団の上にかけて寝たそうです。
だから着るときにもそのままさっと着る事ができるのでしょうね。
普段着といっても作業着に近いものですよね。
ある本を読んだときには朝起きたときから家事の間の着物と
家事が一息ついてからは着替え、また近所の買い物には違うきものに着替える。
といった具合に一日に何度も着替える話が出てきます。
確かに洋服でも作業の間はジャージだったりジーパンだったりしても
買い物の時にはちょっと着替えたりするのですからそれと同じなんでしょうね。
洋服地で作ると安いので対丈の着物は作りやすいかなあと思いました。
対丈の着物なら袂は短くして筒袖でもいいかもしれませんね。
いい話しを聞いたなあとちょっと楽しくなりました。
今度お会いしたら下着の話しを聞いてみようと思いました。
お上品な方ので面と向かっては教えては下さらないかもしれないですけど(苦笑)