クリップと洗濯バサミの簡単帯結びで

きものの舞台裏


きものを着るときに一番気が張るのは帯結びではないかなと思います。
前から見えない部分があったり、手が届かない部分に冷や汗をかいたり
何度やってもきちんと柄が出なかったり……。
結構悩んだりすることがあります。
どうでもいいと思えるときとそうでないときがあるんです。

「なでしこの里」なでしこさんが管理人のサイトです。
結ばない帯結びを帯屋さんから教わられたそうで公開してくださいました。

それから何度かやってみて、これが最近は定番になりました。
私の理想としては、紐で結んでしまうことですが
あまりに作り帯が世間で広く使われていて帯生地をきってしまうことが
普通になっているようで悲しいような気分なのです。
しかしこれですと切らずに、そして普通に結ぶよりも帯の生地を傷めずに
お太鼓にすることができます。

紐でも簡単と人に説明してもあまりよい顔をしてもらえないので
これがいいのかもと少し妥協をしてみました。
帯にしわがつきにくいのも嬉しいです。
上等な帯だとひと締め一万円といわれるほど傷めるのですから。
振袖のときに締めた帯などかわり結びにすることが多かったので
きちんとしまっておいても悲しいくらいしわができています。
これだとそんなこともありません。

知人にすすめられて二重太鼓にも工夫してみました。
基本は同じ、ちょっとしたことでできます。
誰でもできます。

出かける先でもついみなさんに披露してしまいます。
何せ道具はダブルクリップひとつが九十円ほど。これが二つ。
Y字型洗濯バサミが四つです。こちらは数個で百円ほどです。
これを持ち歩いてほどいてはもう一度して見せてしまいます。
所要時間は五分ほど。

肩や腕を傷めたので帯が結べなくてとおっしゃる年配の方が
熱心に質問してくださったりすると嬉しくなります。
お太鼓が簡単にすぐ結べると
出かけるときの気苦労がひとつ減るような気がします。


きものの舞台裏