巨大合体キングエクスカイザー


本編の主役で、シリーズの最初を飾る勇者、キングエクスカイザー。

「トランスフォーマー」からの流れを受け継ぎながらも、まったく違った合体コンセプトを打ち立てたこのシリーズの、まさに先鋒とも言えるアイテムです。

スポーツカー(番組内では、旧型)に、宇宙警察所属のエネルギー生命体・エクスカイザーが宿り、宿敵の宇宙海賊ガイスターが出現すると…

エクスカイザーにチェンジ!その身軽さを利用した戦法で、ガイスター達を追いつめます。しかし、この形態では、ガイスターのロボにトドメをさすには力不足。おまけにピンチに陥った、そのとき!

「キーング、ローダー!」

エクスカイザーの呼びかけにより、雷鳴と共に(どこからともなく(笑))キングローダー出現!エクスカイザーとの巨大合体モードに入ります。

…ちなみに、↑のように、エクスカイザーの車モードで、キングローダーの牽引も可能です。

「後ろのコンテナが強化合体の際のパーツになる」というコンセプトは、トランスフォーマーのウルトラマグナス(正確に言うと、ダイアクロン時代か)に始まり、色々なパターンが存在してきましたが、このキングエクスカイザーのように、丸々中に入り込んでしまうというのは、初めてのハズです。

他社ではゴーディアンやバイカンフーといった前例はありますが、他に類を見ない合体といえましょう。

キングエクスカイザーの頭部(フェイス)は、内部にエクスカイザーを搭載しないと、現れないギミックになっています。ここらへんはアニメの合体シーンに通じるところがあり、このおもちゃの楽しい部分の一つです。

キングエクスカイザーのメインの武器・カイザーソードは、設定通りに右足ふくらはぎに格納。これまたアニメ通りで嬉しい限りですが、そのために剣の大きさが小さくなってしまったのはしょうがないですね…。

「巨大合体」の名に恥じないボリュームのキングエクスカイザー。

「トランスフォーマー」が「スーパーロボット」になった、そのターニングポイントといえるTOYです。

当時価格5800円


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