人は他者の為に存在す
独りだと思っていた ずっと
俯いたままの人生だと諦めた

生きている証なんていらない
心の叫びも願いさえも虚しいから

雲を追い越す風のように
誰も皆 私を置いて去ってゆく

それでも存在する意味があるのなら
どうかそれを教えて欲しい

流れ落ちた涙は大地を濡らし
小さな源を作り出すはずだと

寂寞の想いに凍えた夜にも
必ず朝はやって来るからと

だから私は言葉を綴る
声にならない欠片を拾い集めて

だから私に言葉を下さい
また起き上がれるだけの力を

誰しも人は互いを導き
新しき道を照らすのだから

人は他者の為に存在する
その事を忘れないように