夢の中だけでも
真っ白な雪の中に 僕を見つけた
あの日から止まったままの僕の心
降り積もる雪は 街のざわめきさえもかき消し
色を失くした景色は 何処までも遠く儚い
やがて 静けさの中に陽射しが射し込み
置き去りの約束に 僕の心も動き出した
いつか何処かで 瞳の見つめるその先に
僕を思い出してくれるなら
君の中の僕は笑っているのだろうか
僕の中の君は笑っているのだろうか
交わることの無い道を選んだふたり
せめて夢の中だけでも笑顔を魅せて