嘘つきな僕
いつも心にかぶった仮面
哀しいときも 苦しいときも
無理に笑顔を作っては
偽り続けるもうひとりの僕

変わることを求めているのに
結局 何も出来ぬまま
いたずらに時間だけは過ぎ去って
いつもと同じ朝がくる

あの日 見た夢も 今日の現実も
手を伸ばせば届きそうな空だって
本当のことなんて何処にもない
追いかけても消えてゆくだけ

壁を殴った拳は赤く染まり
それでも何度も繰り返し
けれど本当に痛いのは
傷つくことを恐れた小さな心

仮面をかぶった微笑みに
全てが無駄だと諦めて
泣きたい夜を恐れては
動き出せない僕がいる