せめて雨が
−雨が降れば、良かったのに。


熱の残る車内
無理矢理消した あなたへの炎

愛した笑顔 消したくないから
こうするしか他 無かったけれど

上手く笑えない 私を許して

あなたの決断
受け入れるの 辛くないって
言ってあげれたら 良かったのにね

守るべき人 守ってねって
笑ってられたら 楽だったのにね

そこまで 強い人間じゃなくて
泣くことすらも 叶わなかった

何も出来ない私は 星々にすら見下されて

せめて雨なら 飛び出せたのに
このドアの外へ 腕の外へ

そしたらちゃんと 冷められるのに

飛び出せなくて
ふりきれなくて

上手く泣けない 私を許して