君だけのサンタになりたい
シングルベルシングルベル鈴が鳴る
街はざわざわとしていてキラキラな光があふれてる
クリスマスシーズンの真っ先中。

君と出会って何回目のクリスマス・イブが
迎えるんだろう?とそう思い出すと
なんだか君と出会いたくなって来た。

だけど君と出会うと
心の奥にある言葉が言えなくなってしまうから
明日のイブまでに勇気をたくわえておこう。
明日のプレゼントはエンゲージリング。

今日だけ君に伝えたい。
「君だけのサンタになりたい」
その言葉を背中にサンタが押してくれるよ。
クリスマスの奇跡が起きるよ。きっと。

君は嬉しそうに目を潤ませながら笑ったね。
「やっと言ってくれた」
そっと僕の手を握って
「明日も一緒にいようね」

夜空を見上げると
白い白いマシュマロのような
雪がひらりひらりとふりはじめた。
僕たちに祝ってくれるように。