へたうま見聞録:「98年によせて」      
      その2:「98年によせて」
     

 昨年の1月以来の執筆になりますね、いったい97年は何をやっていたのやら。
 今年こそは心を入れ替えて、「へたうまWeb」の充実を図っていきたいと思っています。皆様、よろしくお願いいたします。

 昨年末に、新年用にと虎の郷土玩具を買いました。大好きな張り子が欲しかったのですが、いいのがなかなかなくて、土鈴にしました。
 ひとつは、佐賀県の「のごみ人形」。終戦後に作られるようになった郷土玩具で、年賀切手の図案にも選ばれています。虎が上をむいて吠えている様子を、単純化した図案でユーモラスに表現しています。土鈴なので複雑な形にはならないのでしょう。
 もうひとつは、どこのかははっきりしません。「のごみ人形」よりはリアルな形ですが、虎がちょこんと首をかしげて座ってどこかを見ている姿がかわいくて、買ってしまいました。体の色が、はっきりとした黄色ではなく、やわらかな黄土色なのも気に入っています。

 私は、張り子や土鈴などの郷土玩具を集めるのが好きです。旅先では、その土地にしかないものを買うようにしています。最近は、デザインのしゃれたかわいいものが多くなってきているようです。ところが、私が好きなのは、昔ながらの素朴なもの。見つけるのがだんだんと難しくなってきているようです。また、あったとしても表情のいいものが少なくなってきたようです。とびきりいいものは、非売品になっていたりします。
 時代のせいと言ってしまえばそれまでですが、何とか残って欲しいものです。

 虎の郷土玩具を買った後に、商店街で縄跳び遊びをしている親子を見ました。縄を持っている二人が、縄を上下に歌にあわせてリズムをつけて振っています。後ろを向いている子供はそれを見ないで、「跳ぶ」か「くぐる」かを叫びます。振り返った時の縄の高さが飛べるか、くぐれるか。楽しそうに遊んでいました。ゲーム時代なのに珍しいですね。

 さて、子供時代に遊んだ遊びをいくつ憶えていますか? 私は、結構いろんな「遊び」をしていたのに思い出せないのが情けない。もう一度、みんなで遊んだら思い出せるかしら? ああ、情けない。

(97/01/01)

(C) HETAUMA HONPO 1998


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