■ デンタルサバイバル ~歯医者のための自作コーナー~
日本の歯科医師の診療報酬は、先進国の10分の1~2分の1なので、無駄な支出はできません。
診療の質を高めるための高額設備を導入するために、いかに無駄な支出を減らすか。
そのためには、診療の本質にかかわらない部分は、自作すればよいのです。
■ 技術情報
【きさげ加工】
・必要な道具
スクレーパー チップ クランプ式スクレーパーホルダー
定盤
光妙丹
・参考資料
動画
よくわかる仕上ゲ作業法(理工学社)
手仕上げのベテラン(大河出版)
■ 作例
■ 作品集
以下に作ったものを紹介します。
一般に趣味で木工をされる方は、椅子やテーブル、木工のための治具などを作ることが多いようですが、私の場合、趣味ではなく、業務の一部として木工をするので、収納が多くなっています。

■ 受付下収納
収納がない場合は、左部分のように雑然としていました。
引き出し収納を作成して、すっきりしました。
(2009.11.1)

■ 消毒コーナー収納
在庫置き場がないので、上部に収納を作成しました。
左側のメーカー製の収納に形態をそろえています。
ヒンジはロックつきです。
結構重量があるので、壁裏の柱に木ねじで留めています。
建築士によると、45mmの間柱でも大丈夫とのことでした。
(2009.10.27)
■ホール収納
ホールに収納を作成
下部は外科用の機械を乗せたカートを収納しています。
テーブルソーでサクサク切断して、デイドカッター(テーブルソーにつける刃の一種)で側板に棚板がはまる溝を形成します。
テーブルソーの刃が3mm幅なので、背板の化粧板を挿入する溝を形成します。
あとはビスで留めます。ボンドで接着すると、廃棄する場合に板を再利用できなくなるので、ビス止めしています。
(2009.10.26)
■ テーブルの上にさらに収納を設置
上面にステンレスシートを貼り付けて、清掃性を高めました。
レールをつけて可動性を高めています。
レールは底付式が設置しやすいです。
レールのマニュアルには箱より引出しを幅25mm小さくするように書いてありますが、26mmで設計したほうが、遊びがある分スムーズに動きます。また、箱を組み立てる前に側板にレールをビス止めする位置をライン引きし、先にレールを設置すると、レールの設置がスムーズになります。
ハンドルの位置設定はFineWoodworkingに掲載されていた方法を採用しました。ハンドルの穴の幅で4つ角にマークし、マークと板の角との対角線を引いた線分の交点がハンドルの穴あけ位置となります。
(2009.10.20)


■消毒コーナー収納
テーブルの下に収納を作成
左が収納前、右が収納後

■ 診療室キャビネット
ザークのケースは小さくて使いにくいので、オリジナル引出を作成しました。幅も広く、使いやすくなりました。

■ 技工室 収納
自作すれば、設置場所に適切なサイズで、使い勝手がよいものを作ることができます。
塗装などの仕上げをしていませんが、ここまでなら半日で作れます。
業者に依頼すると、設計料やらで20万円を超えますが、これは1万円もかかっていません。

裏側

■ 技工室は使いやすいように改造します。

鋳造台
旧技工室のもので、1×4材で作成しました。
遠心鋳造機が回ると振動があり、いまいち不安がありました。
費用は2,000円くらい。

プロが鼻歌まじりで技工士の女の子と楽しく会話しながら作った、堅牢かつ精密な鋳造台。
「どうやって作ったんですか?」
と聞くと、
「普通に」
と言われました。

古い鋳造台をばらして、工作箱にしました。

開けたところ。
費用は、べニア板分だけ加算。

歯科用キャビネットを自作。
2万円くらいでできました。

引き出しの中はザークの整理ケースをはめています。

プロの作品。
スタッフには、
「買ったのがいいです・・」
と言われました。
買ったら12万円くらいします。

滅菌袋の台
トイレットペーパーと同じ構造です。

マルモを収納するための棚。
上段はカルテなどを保管します。
作りかけなので、扉や下部の引き出し、収納は作っていません。
状況に合わせて作成する予定です。

勝手口付近が煩雑になったので、収納を作りました。
仕上げは手を抜いています。
収納の機能さえあれば十分だし、時間もあまりないからです。
■ 設備

テーブルソー
正確に木材を切断するためには必要な、木工の基本となる道具です。
アメリカから輸入しました。
日本には木工雑誌はありませんが、アメリカでは多数の木工雑誌や書籍が販売されています。
お勧めはFineWoodWorking

アーク溶接機
金属が断裂した場合などの修理に使用します。
そのほか
プレーナー
ジョインター
ドリル盤
旋盤
トリマー
電動サンダー
コード付き電動ドリル
など
