拍手ありがとうございますSS 「駄犬達の夜」






「とりあえずさ、性転換ってあるじゃんよ」
「おー、あるな。夜釣りは良いなぁ、馬鹿どもが沸いてねぇしよ」
「ギャハ、夜だけの楽園かよ、ヤラシーな。まぁ、置いておいて。何でアレって男→女が多くて女→男が少ねぇんだろうな?」
「馬っ鹿、おめぇ、男に萌えられるか?」
「っわ、おいおい、英霊様が萌えって似合わねー。どこで覚えてくるんだよ、そんな言葉」
「ハ、伊達に色々バイトしてねぇよ。どっかの喰っちゃ寝英霊とかデカブツなんざよりよっぽど今の世に適応してるぜ、オレは」
「ギャハハハ、良いのかよ、んなこと言って。また乱入してきたらどうすんだ?」
「何、テメエが喋らねぇ限りは大丈夫だろ。まぁ、それはそれとしてよ。実際、テメエよ、見たいか?」
「何が?」
「目を閉じて想像してみようぜ、……もし言峰が女だったら」
「…ギャハハハハハハハハハハ、気持ちワリー。怖ぇー。マジ怖ぇー」
「いやよ、もう一個あんだがよ。……あのカレンが男だったら?」
「……それは怖いな、冗談じゃねぇ。履いてねぇのか……」
「ああ、すね毛丸出しで履いてねぇんだぜ」
「誰かが絵にしないことを祈ろうぜ」
「ま、ぶっちゃけもう遅ぇんだがな」
「なら我が麗しのマスター殿はどうよ?」
「あー、あんまり意味ねぇかもな。ありゃある意味乙女だがある意味男らしい」
「普通すぎてツマンネーか」
「おうよ」
「じゃあよ、逆にコレ見てぇーってのは?」
「んー、怖いもの見たさでバーサーカーか」
「ククク、そりゃ見てぇわ。普通で行くなら慎二なんかドウヨ?」
「間桐の兄ちゃんかぁ、嗜虐心をそそるヘタレな美女になりそうだな。ま、オレの好みからは外れるか」
「アンタの好みの性格ってと、後は衛宮さんちの士郎君か?」
「テメエが言うかよ。まぁ、おもしれーかもな、いや、この場合むしろ……」
「ん?」
「テメエの方がおもしれーな」
「オイオイ、正気か?」
「馬ぁー鹿、お前、自分の格好見て考えてみろ」
「……おお! エロいな」
「ああ、エロいぜ」
「ギャハ、だがよー、その場合、ヤツが女だったらどんな女かで変わってくるなー」
「おー、ナイスバディだといいな」
「まかり間違ってもセイバーの皮かぶってたりイリヤの外見だったりは面白味が少ないな」
「それはそれで良いってヤツも居るだろうがな。オレならボッキュボンだなー」
「でも、オレの格好のセイバーか……見てぇ。うわ、マジ見てぇ」
「は、何考えてやがるんだか」
「でもまぁ、あの贋作者見るかぎりだと結構エロい体に育つ可能性はありそうだな」
「おー、そうだなー。まぁ、オレが女になるのと良い勝負くれぇにななるんじゃねぇか」
「うっわ、嫌な自信だなー、ソレ」
「ハ、もとよりこの場限りの戯れ言だしな。意味ねーだろ」
「おー」
「釣れねぇな」
「おー……んじゃま、そろそろ行くわ、コーヒーごちそうさん」
「おー、んじゃまたよ。四日のうちのいずれか、次は昼にでも会おうぜ」









・チラシの裏
会話だけで構成に挑戦。後、お茶の人はアルトもエミィも大好きですよ? 本当ですよ?
後、カレンのTS絵は存在しています。
某絵師のカレンTS絵に触発されて描いた物と言えなくも無いものです


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