「お正月」
注連縄
| 今年の注連縄は、庭の南天と松を束ね切り紙の「福」を添えたもの。 追羽根をたくさん作り、金のワイヤーで注連縄に絡ませた。トンボが 飛び交うイメージで。 今年も一年、日々の暮らしを丁寧に送って行きたい。 (2010.1.3) |
追羽根
| 私、母、それから祖母の着物の端切れで作った追羽根。 先の玉は、ギンナン。 追羽根は、病気を運ぶ蚊を食べるトンボを見立てたのが始まりだという。 縁起ものを作って飾って無病息災を願う。 (2010.1.2) |
今年の鏡餅
| 今年の鏡餅は、こんな室礼。 着物地で作った追羽根、虎の人形を脚のある古い「日の丸盆」に寄せる。 (2010.1.1) 虎の人形:神奈川県の郷土玩具 日の丸盆:岐阜県 |
小さな柚子
| 11月に「柚子狩り」をした。 その時に鏡餅用にと小さな柚子を摘み、新聞紙に包んでビニール袋に入れ冷 蔵庫に保存しておいた。今朝新聞をそっとほどいてみると、葉の緑もそのまま の生き生きとしたままの柚子。 我が家で飾る鏡餅はいつも小さく、今年も1合のもの。だから、例年お重ねの 上にのせる柑橘類には苦労する。年によっては、橙やみかんの方が餅より大 きくなってしまうこともある。頭でっかちの鏡餅となり、まあ、それはそれで面白 いのだが。 今年は、このキンカンほどの大きさの葉つきの柚子をのせよう。 こんな些細なことが、とても嬉しい。 (2009.12.28) |
幸せを祈って
| 今年の玄関の花。 幸せいっぱいの一年ですように (2009.1.1) |
キッチンに鏡餅
| キッチンの食器棚に切り紙の「扇と鏡もちの紙しめ縄」を掛ける。 台所の神・水の神・火の神への「捧げもの」のつもりです。 このところ切り紙が人気のようですね。良い図案集がでているお陰で、私も自分で 切る楽しさを味わうことができました。1枚の和紙をカットして生活に根付いた飾り物 を作る。そういう文化が各地にあり、継承されているということは素晴らしことだと思 います。 父が額装して贈ってくれた石見地方の切り飾りは、床の間に。 玄関飾りの「宝袋の紙しめ縄」、この「扇と鏡もちの紙しめ縄」、供にエクスプランテ の『日本のめでたい形』から。 型紙(12種)・半紙20枚入り 1,050円 (2008.1.5) |
紙の膳
| 普段使いのランチョンマットを片づけて。 お客様の一人一人のプレースマットには、今年の干支、鼠が描かれている 「紙の膳」。 毎年販売される干支の絵入りのこの紙の膳、お勧めです。 千成堂 5枚525円 (2008.1.4) |
鶴の箸置き
| 我が家で開く新年会。 来訪者のために、懐紙で鶴の箸置きを作る。 懐紙は食紅で縁が紅く染められた鳩居堂のもの。 (2008.1.3) |
2008年を迎えて
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ガラスの洋風花器に南天。 似合うものですね。 ガラス越しに、水に浸かった茎の部分や葉までも鑑賞できます。 (2008.1.2) |
玄関飾り
| 庭の南天の実が、それはそれは見事なまでの豊作だ。 あまりの重みに、頭を地面近くまで下げている。今にも枝が折れそうなので切り、 玄関飾りだのリビングの生け花だのにふんだんに使うことにした。 まずは玄関飾り。60cmほどの南天の枝3本に葉と和紙の切り紙を添え、根元を 水引でぎゅっと縛る。なんと清々しいことか。 今年は悲しいことや辛いことがたくさんあり過ぎた。晴れやかな紅白で気持ちを 新ため、2008年を迎えたい。なんたって、南天には「難を転じる」とのいわれが ある。 雪の舞う中、祈るように玄関扉に飾りを下げる。 (2007.12.30) |
ペーパーナプキン
| 我が家での新年会で、皿に添えたペーパーナプキン。 金の背景に白と金の菊。正月らしい模様です。 こんなに日本的なのに、メーカーはアメリカのカスパリ(Caspari)で、 ドイツ製。柄の名前はパッケージに『CRYSANTHEMUMS(菊)』と ありました。 こんなところにも、世界がどんどん近くなっているのを見る。 (2007.1.5) |
猪の箸袋
| 我が家で開いた新年会では、猪の版の箸袋。 去年と同様、ぴょんぴょん堂の懐紙を折って作る。 (2007.1.4) |
寿の箸袋
| 今年の我が家の祝い箸には、 金の「寿」の文字が踊る箸袋。 毎年正月には、和紙を折って箸袋を作ります。 (2007.1.3) |
新春の花
| 艶やかに。 良い1年であることを予感させるように。 (2007.1.1) |
南天に初雪
| 広島に初雪。 庭の南天の実も、純白の綿帽子。見慣れているはずの南天が、いつもとは 違って荘厳な姿に見える。 「難を転じる」という願いにかけて、正月の装飾に使われる「南天」。 これから雪を払って、注連縄を作る。 (2006.12.29) |
鏡餅は本物で

| たった1合の小さな鏡餅。 李朝の燭台にのせて正月飾り。 橙の代わりに、葉みかん。 小さくてささやかでも、本物の餅に限る。 (2006.1.1) |
犬張子
| 犬張子は、江戸に伝わる郷土玩具。 大胆な形と色。昔から継承されているとは思えないほど、とてもモダンな デザインだ。 張子に添された説明によると、犬は正直で主恩を忘れない。魔を取り 除いてくれ、お産も軽く、古くからありがたい動物とされているという。 江戸時代には、魔よけと子どもの健康、幸福を願い、竹ざる(疫病を 洗い流すのに用いる)と共に飾るようになった。 また、犬という字に竹かんむりをつけると『笑』になる。というわけで、この 郷土玩具犬の張子は、竹ざるを被り、一家和平の縁起物とされている。 笑いの多い1年になりますように。 (2005.12.30) |
ぽち袋
| 京都のぴょんぴょん堂で買った犬張子の懐紙を折って、ぽち袋にする。 懐紙を購入した際、見本のぽち袋を頂いた。それを見て折る。これで、 息子や甥たちのお年玉を包む。 2つ折りして、重ね餅の下にも敷いた。 日本は紙の文化を持ち、合わせて折りの文化を持ち育んできた。 1枚の和紙が、皿にも、ナプキンにもなる。箸袋にも、ぽち袋にもなる。 切り目を入れれば四手(しで)にもなる。 こういう素晴らしい文化を持つことを誇りに思う。 (2005.12.31) |
箸袋
| 京都の「ぴょんぴょん堂」で買ってきた懐紙で、正月の箸袋作り。 木版による手刷りなので、柄の1本1本の線の太さがが微妙に異なる。 それが味。 来年は戌年なので、犬張子の柄。 箸は柳。 (2005.12.28) |
水引の箸置き


| 今最も興味のある素材の一つ、水引で箸置きを作った。 私、小さい物好き。更に難易度が上がると、メラメラと闘志が 沸いてくる。困ったことに、忙しい時ほど無性に作りたくなる。 飛鳥時代、遣随使の返礼として、我が国の朝廷は随より贈り 物を賜った。 その贈り物には、紅白に染められた麻の美しい ひもが 結んであったという。それが日本での水引の歴史の 始まり。その美しさは、相当なものだったのだろう。 以降、 宮中への献上品は紅白のひもで結ばれるのが慣例 となった。 室町時代、麻に代わって紙のこよりに水糊を引いた紙ひもが 使われるようになった。これが現代の水引という。 こういう伝統的な工芸が伝承され、日本に長く残ると良い。 (2005.1.4) |
ボトルも正月


| 水引で松と梅を作ってみた。 同じく水引を丸めて、ワインのボトルも正月飾り。 水引の梅・松・注連縄 和紙・ピーナッツ・米 (2004.12.30) |
酉年


| 酉年なので、正月に実家の父のコレクションの鳥を1匹連れて帰った。 芹沢けい介のデッサンから起こされた岩手県の民芸、『雀』の張り子。 くりくり目玉のおとぼけ顔。 いつもシンプル過ぎて味気ない部屋。たまにこういうものがあると、 部屋の空気がちょっとまどろむ。 鳥のように今年1年、元気に羽ばたけますように。 (2004.1.11) |
落花生もお正月
| 鉢に盛った落花生。 1個の胴に帯を結ぶ。 はぎれの和紙を巻いて水引かけて、 おめかしおめかし。 落花生もお正月。 (2004.1.1) |
門松


| 玄関脇、1対のツゲのトピアリー。 長く伸びた茎に紅白の水引を結び、輪にまるめた。 これが、我が家の『門松』。 『門松』は、新しい年の年神様が宿る場所。 水引のこういう輪は、「太陽」を表すのだと、水引を購入する際、 専門店の方に教わった。 そう言えば、「赤」という色の名前は、日が「明ける」→「赤」に なったんだと学んだ。 私達の祖先は、日が明けると共に起き、1日の暮らしを送った。 太陽の光の恩恵を受け、植物は育ち、日々の営みが行なわる。 太陽を特別にありがたいものとして拝んだという。 今日でも、初日の出は特別な意味を持つ。 太陽は国旗にもなっているのだから、どれほど太陽信仰が 深かったかが伺える。 赤は太陽。火も赤。人間の血も赤。 ありがたい要の色。 もうじき、新しい年の1日めが明ける。 (2004.12.31) |
ヤドリギの正月飾り
| クリスマスに使ったヤドリギをパシパシと短くし、しっかり水切りすると、 見事に復活した。つくづく感じる生命の強さ。 それではと、色とりどりの細く切った和紙を結んでみる。 赤・紫・黄・緑。 正月用の花木だけに頼るのはでなく、こんな飾り方、活用の仕方が 私らしい。我が家らしい。 そう思う。そう思う。 (2003.12.31) |
鉢盛りのマツカサ
| 急いで、気分を正月モードに切り替え中。 床に置いたマツカサを盛った鉢。ここにも正月気分を添える。 和紙で作った矢羽と松の枝1枝。 (2003.12.30) |
柳箸
| お正月に必ず用意する白い柳の箸、「柳箸」。 いつもはパンにコーヒー、サラダやフルーツといったパン食派の我が家も、 元旦ばかりはお雑煮。そしていつものフォークやスプーンに代えて、使う 箸は「柳箸」。 年の初めのこの柳箸を使うと、背筋が伸びるようで1年の始まりを意識する。 正月のハレの日は、年神さまに供えたものを神と一緒に口にする神人供 食の日。両端が細くなっているのは片方を自分が、そしてもう片方を神様が 使うとされているから。 白木は邪気を払う清浄な霊木とされ、長さは末広がりで縁起の良い8寸(2 4cm)に決まっているそう。 今年は薄い色の30cm×20cmの和紙を折り、水引で結んで箸袋に。 私の育った家では、母が毎年白い和紙で箸袋を折り、毛筆で家族の名前を 書いてくれた。 (2002.1.2) |
門松
| 家の門に立てて、年神様を迎える目印にするのが「門松」。 正式の門松は無理なので、現代風にアレンジした簡略門松を としつらえた。 「松は千歳を契り、竹は万代を契る」という諺がある。 一般の門松に松と竹が使われるのは、神の宿るよりしろが、 永遠に続くことを願っての組み合わせ。 高低をつけた1対を玄関の両側へに並べた。簡略したこの 門松を見て、神様はこれが「門松」と気づいて宿ってくれるだ ろうか。「神様お願い!素通りしないで!」 後方の器には、松と寒竹・葉ボタンを。前方には松・葉ボタン、 そして竹の代わりにミリオンバンブーを短く切って挿した。 ミリオンバンブーの節が竹に見えてきれい。 (2002.1.1) |
切り飾り
| 島根県は石見地方の民芸品、「切り飾り」。 和紙を2つ折りにして、切り絵の手法にて描かれた正月の絵。 赤い台紙の上にはってあるこの「切り飾り」は、図案が単純化 されておりシンプルで、いさぎよいモダンさがある。 古い昔ながらの民家に似つかわしそうだが、グラフィックアート に限りなく近いので現代のインテリアにも合う。 「切り飾り」は「切り絵」とも言われ、写真のような正月を始め とする祭事用のもの、神楽の時に天蓋から吊るすものなど さまざまある。 これは石見地方のものだが、行事に合わせて「切り飾り」を 装飾に用いる風習は各地方にあり、その地方独特の図柄も あるという。 気負わず、日々の生活から生まれたものは美しい。 右の写真の和紙に丁寧に包まれているのも、また良し。 「石見とんどかりやの切り飾」 (2002.12.27) |
注連縄(しめなわ)
| 今年の注連縄は、唐辛子の注連縄。 わらの縄に唐辛子を差し込み、くるりと輪にする。 小さな松の枝を2本を重ね、ワイヤーで巻きとめる。 交差したところを赤と白の和紙を重ねてくるむ。 マツカサをワイヤーでとめつける。 マツカサの根元に金の水引を結ぶ。 「お陰さまで、今年もたくさん良いことがありました。 ありがとう。 来年も、幸多き一年ですように。」 願いながら作る。 今年も残すところ、あと5日。 (2002.12.26) |
重箱

| お正月に主役の重箱。 使用するのは年にたった1回、お正月だけなんて、あまりにも勿体ない。 珈琲の時間に、タルトを入れた。重箱という色艶の良い額縁の中で、タルト が生き生きとして見える。 「和と洋、折衷のマッチ」とでも言うか、思いの他 しっくりとするものだ。 もともと重箱は、お正月に使われるだけのものではない。1年を通して五節 句の折々に使用され、祝いには欠かせないものだった。お正月以外のいろ いろな機会に、もっと活用できればと思う。和菓子は勿論のこと、果物も 合う。 ちなみに「五節句」とは、人日(じつじん 1月7日)・上巳(じょうし 3月3日) 端午(たんご 5月5日)・七夕(たなばた 7月 7日)・重陽(ちょうよう 9月 9日)。 (2000.1.18) |
花びら餅
| 新春の和菓子店に並ぶ「花びら餅」。 正式な名称は「菱葩餅(ひしはなびらもち)」。このお菓子は、茶道裏千家 の初釜の主菓子。 もともとは、宮中の正月の行事食。600年も前の文献にも載っている歴史 の長い食べ物。しかし、その頃のものは、現在の餅よりも大きく、生地に 甘みがなかったらしい。明治以降、お菓子になったそう。 白餅を丸く伸ばした中に、小豆汁で赤く染めた餅を重ね、味噌餡を敷く。 その上に甘く炊いたごぼうを置き、2つに折ってはさんである。白い餅を 通して、赤い餅がわずかに透けて見え、新春の風情が漂う。 和菓子は、その形、色、季節感、食感・・・ いずれをとっても格別。 和菓子で、暮らしに希薄となった季節を取り入れることもできる。 塗りの皿の上で菱葩餅が微笑んで、今年は良いことがたくさんありそう。 (2001.1.16) |
仏手柑

| まるで手の形のような蜜柑、仏手柑を花屋で購入。 仏の手の柑と書き、「ブシュカン」と読む。仏の手を連想させるから。 仏手柑は結実するときに果肉の下部が分裂して生長し、まるで手の 指のような形になる。伊予柑に似た良い香りがするが、食べる部分は ほとんどないので観賞用。 名前からしてもおめでたい名なので、お正月によく飾られる。 17世紀ヨーロッパでは中国や日本の白磁に人気が集まり、コレクション の対象となると同時に、自国での製造開発に情熱が注がれた。 18世紀に入り、自国での白磁の製造が成功すると、中国の景徳鎮や 有田焼の図柄が盛んにコピーされた。 磁器で名高いマイセンの模様、「オニオン」。一説によると、有田焼に 描かれていたこの仏手柑をマイセンの職人が真似して描いたものが、 どう間違えたのかタマネギになってしまったそう。 無理もない話。見たこともない果実を描くのだから。 このようなエピソードを知るにつれ、日本のモノに興味が沸いてくる。 (2000.1.14) |
春の七草

| せり、なずな、御ぎょう、はこべら、仏の座、すずな、すずしろ、これぞ春の七草 (四辻左大臣) 正月七日の朝、これら七草の入った粥を食べて祝う習わしは、平安時代初期 に宮中で始まったといわれている。新春の野での若菜摘みとは、全く風流な ことだ。 もともとは、古代中国で正月七日に春の七草を摘み、神前にそなえて後食べると、 その年は病気にかからないという言い伝えに由来する。古代中国では、吸い物 にして食べていたが、日本では、室町時代から粥にして食すようになったという。 「七草なずな、唐土(とうど)の鳥が 日本の土地に渡らぬ先に合わせてバタバタ」 というような、おはやしのような七草粥の歌がある。 地方によっては、まな板に七草をのせ、包丁でトントンと拍子をとりながら、たた き歌う。中国大陸から鳥が渡って来ぬうちに七草粥を 祝おうという意味だ。 渡り鳥が疫病を運んで来る前に、あるいは作物の害敵である鳥を追って豊年を 祝おうというう思いの歌だそうだ。 今日は、七草を入れた粥によう。 今年1年、病気にかからぬように。 健やかに暮らせるように。 (2000.1.7) |
しめ飾り
| 今年も、オリジナルのしめ飾りをつるした。 しだれ柳をまるめ、米の穂・松・千両・和紙・水引をあしらった しめ飾り。 しめ飾りや門松は、年神様を迎える依り代(よりしろ)として飾ら れる。 年神様は春の始まりの第1日目である元旦にやって来ると言わ れている。しめ飾りを飾ることにより、旧年中の不浄を清め、 神様を迎える準備が整ったこと示すのだ。 しめ飾りを小さくした輪飾りは、昔、火や水の神様の入り口、つま りカマドや井戸にかけた。今で言うと、台所やお風呂などだろうか。 先人達の心の豊かさが感じられる。 時代や住まい方が変わり、お正月の迎え方も多様化している。 しかし、日本の従来のいわれやしきたりを知って、その素敵なエ ッセンスを大事にしながら、自分の生活に合う表現をしたいと思う。 (1999.12.31) |