「花・植物-5」
花を買う余裕はお金ではなくて
| 「花を買う余裕はお金ではなくて心の余裕」 以前読んだ、よしもとばなな氏の本の一節だ。 なるほどなるほど、改めてそうだと思う。 やっとやっと、自分のために花を買うことができるようになった私です。 薄いピンクの大輪のダリア。菊と見紛うような高貴な姿に一目惚れ。 細長いガラスに1本、ストーンと挿す。 |
緑のどんぐりに教えられ
| いつも行く図書館の前にどんぐりの並木がある。 自転車に乗って走り抜けながら ふと見上げると、緑のどんぐり。 雑事に負われて、季節の流れに気付かなかったが、 自然は着実に秋の準備をしている。 都会の生活の中でも、いつも自然にはいろいろなことを教えられ、 私もそろそろ、前を向いて歩き始めよう。 (2007.9.8) |
ブルーベリーを一枝切って
| ほったらかしに育った庭のブルーベリーが、今年も豊作。 一枝切って、コップに挿す。 グリーンからエンジに。そして深い青紫へと変化する色の 過程がわかって、ほうっと見とれる。 (2007.8.8) |
癒しの庭
| 訪れた知人の庭は、緑豊かな癒しの庭。 たくさんの種類の草花が寄り添うように植えられている。 ベンチに腰掛け、眺める春の景色。 |
| 十数種類のバラ。中でもとりわけ、白いアイスバーグの美しかったこと。 壁の煉瓦は、硝子を溶かす炉であったものの再利用。溶けた硝子の色が 煉瓦の表面に残っており、それが庭の表情に深みを与える。 |
| アロマの専門家だけに、木々の足元には各種ハーブも植えられ。緑にも、 さまざまな色合いやテクスチャーがある。それらがうまく高低がつけられ、 ラインを形成。1つの景色を織りなす。こういうのもセンスですね。 サスガ、テレビや新聞の取材が入る庭です。 良いものを見ると、刺激を受けます。我が家の庭をなんとかしたくなりました。 (2007.6.1) |
観葉植物にシャワー
| ゴールデンウィーク。 晴れた休みの日は、したいことがたくさんある。 まずは、リビングの植木鉢を外に出してシャワーをかける。 冬の間、たまった埃を洗い流す。 (2007.5.4) |
ホウチャクソウ
| ホウチャクソウ。桜の開花が合図かのように、ぐんぐんと丈を伸ばし、茎の 先に薄い緑の釣り鐘をつける。庭に移植して3年で、随分と根を広げ、茂 みのような群生を形成した。 釣り鐘状の花が、仏堂や塔の四方の軒に吊す装飾の宝鐸(風鐘)に似て いる様からつけられた名前、ホウチャク。ホウタクがなまって「ホウチャク」 になったらしい。 宝鐸(風鐘)が風に揺られ、「がらんがらん(?)」と鳴り響く音を日本では 聞いたことはないが、中国には、今日でも鳴る寺があるそうだ。おそらく 人の心を揺さぶる音色なのだろう。もしも、このホウチャクソウが風に揺ら れて音を出すなら、「しゃらんしゃらん」と鳴るのだろうか。 風流な山野草は、私のイメージを膨らませてくれる。 (2007.4.28) |
ヒトリシズカ
| 庭の花。「フタリシズカ」が咲く前のこの時期は、「ヒトリシズカ」。 1本の茎に1つづつ、小指の先ほどの小さなモップのような花をつける。 「フタリシズカ」よりも丈が低くひっそりとした風情がある。義経の悲恋の相手、 静御前からつけられた風流な名前「ヒトリシズカ」、「一人静」。 義経を想い、舞ったのか。 現代の暮らしには、余りに伝統的な庭は合わないが、和の美意識や感覚は、 持ち続けたい。 (2007.4.25) |
エシレバターのバスケット
| さまざまな本に出尽くした感はありますが、 エシレバターは、食後のこんな楽しみもある。 バターの容器は、エシレ村でとれるポプラの木のバスケット。 小さなグラスを沈めて、テーブルに置く花器にする。 (2007.4.24) |
春の息吹
スノーフレーク ムスカリ リキュウバイ
スノードロップ ミズナ モミジ
ブルーベリー ワイルドストロベリー ニオイスミレ
| 庭の草木から、もらうことが沢山ある。 春の息吹や歓びや、人知れず耐えること。自分を表現すること。 花開くこと、笑うこと、歌うこと・・・。 (2007.3.30) |
フキノトウ
| フキノトウも、料理する前に、花の開いたものをグラスに1輪確保。 茎の先がわずかに浸かるぐらいの水をいれて、窓辺に置く。 植物は一般的に、まず葉を茂らせた後に花を咲かせるが、フキの場合は逆だ。 先に花を咲かせ、その後、地中からおもむろに葉を伸ばす。そうしてでも他の植物 よりも一早く開花するのは、虫を先取りして生存して行こうという種の保存の工夫だ ろう。出てくる葉は、お馴染みのあのフキの丸い葉で、この花とあの葉が同じ植物 のものとは、とても思えない。自然の営みの不思議さよ。 山の景色を想いながら、これから「フキノトウ味噌」を作る。 (2007.3.20) |
ワサビの花
| ブロッコリーの花、水菜の花・・・野菜の花が嬉しい季節。 葉ワサビも、料理をする前に、花芽の付いた1枝をコップに取り分けて。 これは、愛でるための花。 (2007.3.18) |
桜の開花予想

| 桜は夏頃に花の元となる花芽を形成し、休眠状に入る。その花芽は、冬の低温に 一定期間さらされると休眠から覚める。これを「休眠打破」という。花芽は休眠打破 のあとの気温の上昇と共に生長し開花するらしい。(気象庁の発表文一部抜粋) 今年は暖冬のせいで、南の暖かい地方の桜は冬が来たと思えてないそうだ。 魚も同様だと、何かの本で読んだことがある。魚も水温が下がらないと、産卵の季 節の認識ができず、卵を産まないという。 地球からの警鐘だろうか。 地球が心配。 (2007.3.11) |
四つ葉のクローバー
| 願うことがあって、こんなキーホルダーを使っている。 四つ葉のクローバー。 4枚の葉は、1枚1枚に意味がある。 幸福 希望 愛情 健康 どれも、かけがえのないものですね。 (2007.2.11) |
ロウバイ
| 真冬でも相変わらず自転車に乗り、冷たい風を切って走っている。 今の季節嬉しいのは、あちらこちらの庭先の黄色の花を見ること。 春は、黄色の花に導かれるようにやって来る。フクジュソウ、水仙、菜の花、 タンポポ、ミモザ・・・。 ロウバイもその1つ。 葉のない枝に黄色の梅に似た花を咲かせる、ロウバイ。まるで蝋細工の ような花なので「蝋梅(ロウバイ)」と名前を付けられた。薄く上から茶色を かけたような抑えた黄色には、梅や桜のような派手さはなく、うつむいて控 えめな面持ちで咲いている。それでも、辺りをぽっと輝かせながら。 写真は、「ロウバイ」と名付けられた和菓子。ショーケースの中で、やはり 控えめに輝いていたので、目が留まった。 「ろうばい」の漢字変換をしたら、「狼狽」と出て、ちょっと狼狽してしまいま した。 お後がよろしいようで・・・。 (2007.2.10) |
ダリア
| 昔、ダリアは嫌いな花の筆頭だった。 なんだか暗くて辛気くさい花というイメージを抱いていたのだ。 今は違う。ダリアも良い。艶やかでエレガントな花のイメージだ。 この花をテーブルに置くと、色のない我が家がにわかに華々しく動き出す。 年齢を重ねると、料理の苦みや渋みが理解できて「うまみ」として感じるように なる。それと同じで、それまでは理解できなかったいろいろなものの良さが見 えてくる。開眼するとでも言いましょうか。 うん、年を取るのも悪くない。 (2007.1.20) |
南天
| 広島に初雪。 庭の南天の実も、純白の綿帽子。見慣れているはずの南天が、いつもとは 違って荘厳な姿に見える。 「難を転じる」という願いにかけて、正月の装飾に使われる「南天」。 これから雪を払って、注連縄を作る。 (2006.12.29) |
サフラン
| 皿の上のサフランが、一気に開花した。 サフランは、クロッカスの一種。 だけれども、水も土もなくても花を咲かせる不思議な球根花。皿や器に コロンと無造作に転がしておくだけで、時期を見計らったように花芽を出し、 それこそ競い合うように一斉に咲き誇る。 薄紫色の花弁の中心に、対照的な鮮やかな赤い雌しべと黄色の雄しべ を持つ。清楚な気品の中に、何にも動じぬほどの主張が感じられる花。 雌しべを摘んで、乾燥させる。 これが、香辛料の『サフラン』。 カリカリに 乾いたら、瓶に保存。水や湯につけてきれいな黄色を抽出させ、料理に 使う。サフラン色と言われるのは、この黄色をさす。 まずは、サフランライスかな。スライスしたアーモンドをのせてみよう。 (2006.12.12) |
チェッカーベリー
| チェッカーベリーの花は、先がスカラップのようになっていてベルの形。 スズランに似ている。 |

| それが秋になってピンクから徐々に赤く色づき、先のくぼんだ丸い実になる。 葉も赤くなる。 自然のチカラって不思議で魅力的。 (2006.11.15) |
寄せ植えは花の協奏曲
| Cyclamen | Convolvulus | Clover |
| Alyssum | Rosemary | Checkerberry |
| クリスマスの寄せ植えは、花たちの協奏曲。 奏でるは、たおやかなハーモニー。 (2006.11.13) |
オリーブの枝
| オリーブの剪定をした。 折角なので、落とした枝をガラス器に投げ入れる。 こんな枝は、格好つけずに無造作に。 オリーブの枝をクリスマスの装飾用にとっておこうと、控えめに剪定。 もう、クリスマスのことを考えています。 (2006.10.11) ガラス器:コンランショップ |
秋明菊
| 実家の庭から移植して3度目の秋。 今年は背丈ほどに成長し、たくさんの花を咲かせている。 秋明菊(しゅうめいぎく)は、キンポウゲ科の植物でアネモネの仲間。菊ではない。が、菊に似ている ためこの名がついた。かつて京都の貴船地方に多く自生していたので、『貴船菊』とも呼ばれる。 我が家の庭で、秋と言ったら、この秋明菊とホトトギス。 こういう風流な茶花が、益々好きになっていく。 (2006.10.8) |
オオヤマレンゲの結実
| 純白で可憐な花のオオヤマレンゲ。 あんなに美しい花だったのに、実になると、その姿を大きく変貌させる。 左が結んだばかりの実、右はすっかり弾けて種がむき出しになったもの。 花の清々しさはすっかり失せ、予想だにつかない強烈な姿。自然の造形だ。 天女の花も、種の保存のためには、こんな様相となり鳥を誘うのだろう。 美しいものの裏には努力と底力があるのです。 いやいや、鬼のようなこちらが本当の姿で、天女の花は仮の姿でしょうか。 そうかもしれません。 (2006.9.14) |
オオヤマレンゲ
| 小さな庭で春の花が次々に咲いている。 更新したいのだが、なにしろ忙し過ぎる。 悲鳴を上げるほど忙しい。これは、私のピンチかもしれない。 こんな私を諌め、同時に癒してくれるのがオオヤマレンゲだ。まだ胸の 高さの低木なのだが、今年はたくさんの花を付けた。 オオヤマレンゲは、モクレンの仲間。厚みのある純白の花びらの中央に 薄い赤紫と黄色のコントラストのある花芯をつける。『木に咲くハスの花』 といったイメージの花。 清々しさからだろう。別名『天女花』とも呼ばれている。うつむいて咲くけれど 凛としたシンのある花だ。 オオヤマレンゲの花は、数日で茶色に変色し、あっという間に枯れていく。 花と人間にも相性というものがあるのかもしれない。 この花は、チカラを持って私を救ってくれるような気がする。 (2006.5.28) ピッチャーは西川ガラス |