第4章 自然悪化(平成8年)(144日間の闘い)

 9月中旬から非常に臭いおならが出るとともに便もやや軟らかい状態になっていました。その後,9月30日の朝血便が出たため,外来受診して明日大腸ファイバーの予約をして帰りました。
 10月1日大腸ファイバーを実施した結果,下行結腸から横行結腸に炎症が発生していることが確認されました。治療は,食事療法が必要と判断されたため,当日から入院が決定されました。
 入院当初は状態も良かったため,入院13日目に外出したのですが,途中で急にめまい・腹痛が発生し急遽病院に帰ったところ,その日の夕方から40℃近い熱が出ました。坐薬により一時的には発熱は抑えることはできるのですが,時間がたてばまた40℃近い熱が出るという繰り返しが約10日間続きました。
 当然食事が出来ませんので栄養補給はIVHに移行するととに,下血が激しかったため輸血も実施しました。発熱の原因は,風邪による大腸炎症の劇症化によるものだと考えられるため,ステロイドパルス投与を1サイクル3日間の予定で受けることになりました。なかなかステロイドパルス投与の効果がでないため,合計4サイクル投与を受けるとともに,抗生物質をいろいろ変えて12月中旬には落ち着いた状態となりました。
 今回の入院はこれまでに経験したことがないほどの苦しみがありました。恐らく感染症(風邪)による大腸炎症の劇症化だと思われますが,本当に辛かったです。一時は手術も覚悟しなけばならない状態だったと思いますが,ステロイド・抗生物質の効果がぎりぎり間に合ったのが不幸中の幸いでした。
 それにしても,今回の入院の原因である「非常に臭いおならが出るとともに便もやや軟らかい状態になった」理由が不明であるので,今後の対応策が分からないのがちょっとした不安です。

   治療記録(1996年)
    入院期間   10. 1〜 2.21 144日間
    各種検査 大腸ファイバー      10. 1
         大腸ファイバー      11.14
         大腸ファイバー      12. 5
         大腸ファイバー      12.24
         大腸ファイバー・CT    1.21
         注腸            2. 6
         大腸ファイバー       2.20
    栄養関係 エンシュアリキッド3本  10. 1〜10.11  11日間
         エンシュアリキッド4本  10.11〜10.17   7日間
         IVH          10.18〜 1.29 103日間
         重湯           12.26〜12.30   5日間
         三分粥          12.31〜 1. 4   5日間
         五分粥           1. 5〜 1.17  13日間
         七分粥           1.18〜 1.30  13日間
         全粥            1.31〜 2.11  12日間
         普通食           2.12〜 2.21  10日間
    ステロイド  パルス投与1000mg 10.22〜10.24  3日間
           パルス投与1000mg 10.29〜10.31  3日間
           パルス投与1000mg 11.14〜11.16  3日間
           パルス投与1000mg 12.10〜12.12  3日間
           リンデロン4mg    10. 1〜10. 4  4日間
           リンデロン3mg    10. 5〜10.17 13日間
           リンデロン4mg    10.18〜12.25 69日間
           リンデロン6mg    12.26〜 1. 1  7日間
           リンデロン5mg     1. 2〜 1.17 16日間
           リンデロン4mg     1.18〜 1.29 12日間
           リンデロン3mg     1.30〜 2.10 12日間
           リンデロン2mg     2.11〜 2.20 10日間
           リンデロン1.5mg   2.21〜 2.27  7日間
           リンデロン1mg     2.28〜 4.21 53日間
           リンデロン1mg隔日   4.22〜不明
    その他  輸血 10.21 500cc
         輸血 10.24 280cc
         キシロカインゼリー浣腸(朝・夕)12.5〜12.11 7日間