「中国を観る!」(5)

「中国(大連)の若者達」

日曜日と言うのに大連を親切に案内してくれた趙さん、許さん両名に感謝の意を込めて夕食会を行った。街の高級な中華料理店に赴いたが、家族連れのお客さんで一杯で、よい部屋は取れなかった。中国でも休日の家族サービスは結構お金が掛かっているようである。まず、食材と調理法や出来た料理を選んで注文すると運ばれてくる方式である。その日は一人一品づつ注文する…という事で、私はナマコの蒸したものを注文した。これは日本ではなかなかお目にかかれない…おいしい!総勢9名、9品の豪華な夕食である。ビールや老酒をたらふく飲んで、総額865元(約12000円)…一人1350円程度の勘定である。満足!満足!
食後例によって、「良いところへご案内します。」ということで先日の「カラオケ倶楽部」の大音響とホステス達を思い出し、一瞬ひるむが「大連」を知るため、皆と同行する。

包さんに「ここに来ている若者達はどう言う人達?」と聞くと、「普通の大学生がほとんど…」という答えだった。ドンドン開放化しているとは言え、まだ大連の若者達はロックや欧米の若者文化に慣れていないのだ。たぶん、上海や北京辺りはもっと過激なのかもしれない。
大連にも「茶髪」や「ガングロ」等の若者が当たり前に見れるようになるのはそう遠い先の事ではないだろう。

(5)終わり

中国を観る(6)へ
TOPへ
ネオンのチカチカする店内に入ると、またもや大音響!大連一のロックバンドが出演する「ロックバー」だそうだ。ロックのリズムに、大音響も余り気にならない。
バンドはなかなかのノ
リで、日本でも人気の出そうな連中である。 演奏の合間に男女のダンサーがダンスを披露してくれるが、衣装が何とも珍妙である。スタイルは抜群であるが、せっかくの長く伸びた形のいい肢をズボン?で隠しているのだから勿体無い。
一番の驚きはロックが響き渡り、我々日本のおじさん達は体を揺らし、頭上で手を叩きながらロックのリズムに乗っているのに、現地の若者達はお行儀良く…じっとテーブルに座り続けているのだ。体を揺するでもなく静かに聴いているのだ。
日本では考えられない光景である。日本ならほとんどステージの前で踊っているはず…。
日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場