使っている道具・工具

市販品でない手作りの道具・工具をメインに紹介しています
寸法などは同じにしなくても問題ありません

ヤスリ
・耐水ペーパー
 耐水ペーパーは、小さく切って使っています。
大きさは少々の違いは問題なし。
私はカッターで切りますが、裏側から切っても刃がすぐにだめになります。
カッティングマットの上で滑らない定規で怪我に注意して切ります。
 切ったペーパーはたまたまピッタリだったケースに入れています。
ペーパーの粒度はポリパテの場合、
240番・400番で面を整え、600番で仕上げる感じです。
ちなみに水はつけません。

 原型をきれいに仕上げたいときには800番以上を使用し、
水をつけることもあります。(いわゆる水研ぎ。) 
・小ヤスリ
 耐水ペーパーを切る際、大きさをそろえてカッターで切ったのは、
ペーパー単独で使用する以外にこれにも使うからです。
アルミのプレートに両面テープで貼っただけですが、スゴク重宝します。
力を入れて削れるため簡単にエッジが出せるし、プラモ作りにも使えます。
やすりの粒度が何番かわかるように、モーターツールで番号を彫刻済み。
左上と下の番号のないものは240番。

 私は主にポリパテを使うので、
原型製作の際に金属のヤスリはほとんど使いません。
スジ彫りに薄い目立てヤスリを使うくらいです。
(エポキシパテには金属のヤスリの方が削りやすい物もあります。)
小ヤスリの作り方
 ホームセンターなどにあります。厚さ2ミリで幅15ミリのアルミ平棒。
値段は今はどうかわかりません。メーカーもどこでもいいです。
これを金属用のこぎりで切断し、金属のヤスリで切断面を整え、
耐水ペーパーでバリを取り除きます。
 切断したアルミ平棒に耐水ペーパーを貼るのは、
透明両面テープを使っています。
 アルミ平棒を切ったもの。
 わかり辛いかも知れませんが、中央にテープを貼った状態。
 耐水ペーパーを貼ります。
 3か所のはみ出した部分を裏側からハサミで切って完成です。
写真に写っている上下の細長い切れ端は、
ピンセットでつまんで細部を磨くのに使えるので捨ててはいけません。

 ペーパーが目詰まりしたら、新しいペーパーを貼ります。
両面テープは、接着力があるあいだは同じままでかまいません。
・大ヤスリ
 小ヤスリがあれば大ヤスリもあります。
小ヤスリがエッジを出したり、きれいな曲面を作るのに使うのに対し、
この大ヤスリはガシガシ削るのに使います。
ポリパテは石みたいな物なので、金属のヤスリはすぐダメになります。
これは、
鉄の平棒に両面テープで100番の布ペーパー(布ヤスリ)を貼ってあり、
完全硬化のポリパテが面白いようにガシガシ削れます。

 粉塵もハンパじゃないので粉塵対策が絶対に必要です
私は粉塵を掃除機で吸い込みながら作業しています。
    以前は大ヤスリは布ペーパーを貼って使っていましたが、
最近はほとんどキュービトロンを貼った大ヤスリを使っています。
キュービトロンは布ヤスリより耐久性があるのでとても便利です。

使っているのは120番と220番で裏側の繊維を剥がして使っています。
ドライヤーで温めながら剥がすと剥がしやすいです、
その際、残った接着剤も指でこすってきれいに取り除きます。

 小ヤスリも同じ番手のキュービトロンを貼って使っています。

 目詰まりしたらメラミンスポンジで軽くこすると良いです。
 (2019年改訂)
 
大ヤスリの作り方
 これもホームセンターにあります。厚さ3ミリで幅25ミリの鉄の平棒。
私が使っているのは23センチに切り、ヤスリの部分は16センチです。
布ペーパーを貼る部分は、小ヤスリで面をきれいにしておきます。
油分も落とし、2列に両面テープを貼り、
片側に布ペーパーの直線部分をあわせて貼り付け、
裏からハサミで布ペーパーのもう片方と先端を切って完成です。
さらに、布ペーパーの前端と後端にセロハンテープを貼っておくと、
はがれにくくなって両面テープが長持ちします。
○ 
精密ドライバー彫刻刀
 精密ドライバーを砥石ではなく、耐水ペーパーで研いで使っています。
細かな彫刻作業に欠かせません。
模型誌でもよく紹介されています。
銅粉
 銅粉です。
昔、模型店で購入した銅粉の小瓶に、今も少しづつ足して使ってます。
左の新しい方は東急ハンズで1000円くらいでした。
で、何に使うかといえばサーフェイサー替わりに使います。
ディテールが見えにくいとき、綿棒でこすりつけると見えやすくなります。
細く彫ったスジ彫りもはっきり見え、
フィギュアの顔などは陰影がハッキリするため、
いちいちサフ吹きして確認する必要がなくなります。
落とすときは、台所用洗剤をすこしつけて歯ブラシで洗うと簡単に落ちます。
ポリパテやレジンパーツの気泡を埋めたパテを削り落とすときに使えば、
削った部分だけパテの色になるので、削りすぎを防ぎます。
なお、これも吸い込まないようにするのは言うまでもありません。
スペーサーと0.3ミリシャーペン
 ペンの手前にある小さなポリパテのカタマリがスペーサーです。
元々は何かのパーツだった物が、
いつの間にかスペーサー専用になっていました。
使い方
 私はフルスクラッチでパーツを作るとき、
パテを盛る位置の目印や、パーツのゆがみを見るためなど、
パーツに線をよく引きます。
大事な線は消える度に引きなおします。


 様々な高さの線を引くために、
ペンの高さを固定するのにスペーサーを使います。
さらに高くするのに、小ヤスリを挟んだりもします。
 左の写真のようにペンの高さを固定して、
パーツのほうを動かして線を引きます。
目的の高さにあっているかどうかは、定規に線を引いて確認します。
 線を引いたパーツ。
サーフェイサー
造形村GKサーフェイサー

 原型やガレージキットにメインに使っているサーフェイサー。
以前はSOFT99プラサフを使っていたのですが、
現在売っている物は成分が変わってしまったのでこれを使っています。
しかし、中身はSOFT99製で成分変更前のプラサフとほぼ同じです。

 おもしろいことに個体差が激しく、
アタリの場合は吹いた感じが良く滑らかな仕上がりになりますが、
たまにあるハズレの場合は吹いた感じがギシギシして、
仕上がりもザラザラになってしまいます。

 割と中身が残っているうちにミストが荒れてくるので、
早めに見切りをつけてビンに吹いて移したりしています。
ビンに移した物は原型を特別きれいに仕上げたい場合とかに、
エアブラシで吹いて使います。

 ノズルの状態をきれいに保つのが長持ちのコツです。
GSIクレオスMr.サーフェイサー1200

 原型にはバキュームフォームパーツの埋め込みや、
段差の表現等でプラ板をよく使います。
造型村GKサーフェイサーは、
ポリパテやレジンキャストには食い付きが良いのですが、
プラ板には食い付きが悪く、ペリペリとはがれてしまいます。
しかし、造型村GKサーフェイサーを吹く前に、
プラ板部分にこのサーフェイサーを吹くとはがれなくなります。

 あと、プラモにはこれを使っています。

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